『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

石垣島の植物たち

2015年06月14日 | 日記

今朝は石垣島にいる。
セミの声で目が覚めた。
大阪のクマゼミみたいにジャンジャンないている。
ホントにクマゼミかもしれない。
運良く梅雨の開けた石垣島は快晴で暑い。
車で走れど走れどブルーとグリーンとグレーの世界だ。
空の青、サトウキビ畑やハイビスカスたちのグリーン、アスファルトのグレー。
空が5、緑が3、道路が2くらいの比率。
単調だがなかなかいい配色だ。
そしてエメラルドグリーンの海がどーんと現れる。
村の小学校の門柱にかわいいシーサーが。
のどかそのものだ。


海を背景にハイビスカスが咲く。
梅雨明けの風に揺られ美しい。


ヒルギ。
マングローブだ。
海の浅瀬をつかむ根っこが逞しい。


野生のクッカバラやモンステラなども気根や根っこがすごい。
凄まじく岩や土をつかむ。
ウチの奴らとは大違いだ。

南国は気候が強い。
強いところでは強い植物が育つ。
今朝もいいお天気だ。
東シナ海で泳いでこよう。

ああ、ボタニカル。

ウンベラータ

2015年06月07日 | 日記


明石のウチから挿し木でもらってきたウンベラータに根がついた。
連休からなので1ヶ月ほどで3センチくらいになった。
せまいペットボトルの仮住まいでよく頑張ったものだ。



根っこはこんな具合になぜか水面すれすれにたくさん出ている。
先っぽにも少しだけ根がでているが理由はわかならい。
ともかくもう土に植えてもいいかと適当な鉢を探しに出かけた。




近所にグリーン用品と木工製品のこじゃれた店が新しくできていた。
木製の器やスプーン、テーブルなどがある。
植物はバンダや珍しいネオレゲリア、ビカクシダやチランジアというなかなかオレ好みのレイアウトだ。
しかし植物専門店ではないためにみな一様に疲れている。
やむをえまい、植物自体を売る店というより、「植物のある空間や暮らし」を売っている店なのだ。
植物を買う気にはならなかったがウンベラータにちょうどいい鉢を見つけた。
ペットボトルからの大出世だ。
大きなハート型の葉っぱがかわいい。
小さいのに葉っぱの大きさは親と同じでなかなか笑える。
根がしっかりしてきたら少し曲げながら形を整えてみよう。
今日も楽しい未来をすこしいただいた。

嗚呼、ボタニカル!


衣替え

2015年06月06日 | 日記


何をしたいのか釈然としないまま二回目の春を迎えていたハーブどもを一掃した。
何種類かを寄せ植えしたものの「こいつはどうしたいのだ」と割り切れないまま水やりを続けていたのだ。
葉っぱは地味、花も地味、匂いはエスニック。
何をしたいのだ!
一年様子を見た今、もういい加減いいかと思うに至った。
ハーブはたぶんベランダにはむかないのだ。
イングリッシュガーデンなんてものを持てるセレブか田舎のおしゃれなおばさん達のものなのだ。
と、勝手に言い訳をしながら水やりをあえてせずに静かにお引き取りいただいた。
若干の胸の痛みがあるものの、その後に植えたのがこの日々草だ。
可憐だ。
しかも丈夫ときている。
去年一鉢買って来たが夏から秋の終わりまで毎日律儀に咲き続けるのだ。
しかも安い。
一つ78円!
今年はゴージャスにたくさん植えてみた。
毎日ぽんぽん咲いてくれるはずだ。
これから毎日花摘みオヤジとなる。






さて、歩道のお花のゲートも衣替えだ。
前は黄色いモッコウバラがアーチを作っていたが
今は紫陽花が静かに咲いている。


4月27日のアーチ。
モッコウバラが見事だった。


ヒトは一足先に5月からクールビズだとかいって衣替えした。
とはいえ、サラリーマンはただ単にネクタイを外し上着をとっただけで
居酒屋のオヤジたちがデスクに座っているだけだにみえる。
しかし花たちは完全に衣替えした。
自分の役割を終えると見事にバックヤードに引っ込み新しい花を引き立てている。
引っ込みながらも次のチャンスをうかがっている。
うーむ、見事と言う他ない。
植物界は示唆に富んでいる。


今日はこの時期にしては珍しくからりと晴れた。
一番敏感に感じているの花たちだろう。
さて、明日の朝は日々草が新しい花をつけるはずだ。
しおれた花を摘むのもまた楽し。

嗚呼、ボタニカル!