春の使者、海上編。
ここ神戸近辺の、この時期の風物詩「いかなごのくぎ煮」を炊いてもらった。
1キロパックがスーパーにどーんと並ぶ。
天候や年によってとれる量が違うのであっという間に売り切れる。
ショウガとザラメ、醤油で甘辛く炊いたいかなごは少しほろ苦くご飯によし、酒によし。
すぐに成長するのでくぎ煮にちょうどいいサイズで獲れるのは10日間ほどしかない。
夕方になるとあちこちの家から独特の匂いが通りに立ちこめる、正に春の使者。
春の海に感謝す。
春の使者、陸上編。
ハゴロモジャスミンが春の暖かい雨にも天を向いて開花準備中。
いい匂いが漂ってきそうだ。
チラも花茎をぐんと伸ばした。
どんな花が咲くのだろう。
地味な葉っぱからお派手な花が咲くといい。
春の使者は海から、陸からやってくる。
眺めたり食べたりしながらそれを楽しめるのは幸いである。
嗚呼、ボタニカル。