『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

心とからだのメンテナンス

2015年03月01日 | 日記

弥生三月の始まりは雨。
勢いを付けたい早咲きの桜も一旦停止だ。


2月の疲れをリセットしに三重県まで竹久夢二展を見に行った。
儚げで憂いのこもった女の表情は夢二独特のワンダーランドだ。
大正時代の雑誌の表紙絵や楽譜の表紙デザインはすばらしい。
絵だけではなくレタリングもいけている。
女性だけではなく、音楽や草花にもインスパイアされていたのは間違いない。
時代が時代なので和服姿が多いが、なんとその着物のデザインはすべて夢二オリジナルらしい。
信じられないようだが、そうらしい。
今でいうテキスタイル・デザイナーもこなしていたことになる。


帰りがてら近くの温泉でからだのリセット。
その後気になったショップで変わった葉っぱを見つけた。
プラティーナというカラーリーフらしい。
無機質な感じがいい。
夢二の鮮やかな配色を引き立てる。
心もからだもリセットした日曜日となった。

嗚呼、ボタニカル!

べっぴんさん

2015年03月01日 | 日記
                     
団地の土手にひとむらのクローバー。
小魚の群れみたいに丸くひとかたまりになっている。
始まりの株を四方八方に増やしていくと丸い形になっていくということか。
真ん中がこんもりしていてまるで小さな森だ。
これは自然に増えたのだろうが、団地のばあさん達を喜ばせているだろう。
いつもばあさん達に土手を手入れしてもらっている大地の恩返しか。



ネオレゲリア・ファイヤーボールは少しピンクが増した。
今のところちょうどいい陽当たりみたいだ。



背後から曇りガラスごしの光を浴びるカトレア。
陽の光を透かす花びらは美しい。
ずっと見ていても見飽きることがない。
色も形も、匂いまで完璧だ。
ランの女王といわれる所以だろう。
べっぴんさんたちに囲まれて今日も幸せである。

嗚呼、ボタニカル!