『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

クレーの秋

2014年11月30日 | 日記


パウル・クレーの絵のような紅葉が終わる。
通勤途中の銀杏の街路樹もおおかた葉を落とした。



春にはびっしりと緑におおわれていたが、今年の役割を終えたのだ。
落ち葉が植え込みに散らばっている。
緑とのコントラストがきれいだ。


樹は厳しい冬の間、余分なものを切り離してシンプルな姿になる。
次の春への準備期間だ。
衣替えの時期、オレも余分な服や本を捨ててシンプルになろう。
と思いつつ、今日はオンワードの社販に出かける計画なのだ。
捨てるとは新しく揃えるための準備なのか。
なかなか物欲からは離れられない。
植物たちは捨てられないので枯れない限り純増である。
かくして気持ちはシンプルに、身の回りは緑色が濃くなっていく。
それもまた、幸せなり。

嗚呼、ボタニカル!


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