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Go To Zeroを聴きながら

小山卓治を聴きながら夢の国
今日が終わってまた明日

5/26 小山卓治 New Days "026" 札幌 COO

2012年05月27日 | 小山卓治

札幌郊外の公園はタンポポが満開!


本日ライヴのあるCOOは
南一条西20丁目にあって
ホテルのある南三条西9丁目から歩いて20分。
あちこちに洒落た雑貨屋、カフェとか花屋があって
つい覗いてみたくなる。

地下1階の店を降りていくと
いろいろなミュージシャンのポスターやらチラシが貼ってあり
懐かしい顔や名前もあってしばし眺めてしまった。
すでにたくさんのお客さんがいて
今日の初スリーピースユニットの演奏を
心待ちにしている。

小山卓治は白シャツに茶革のジャケット
Mercyは赤チェックシャツにいつもの帽子2枚重ね
天神タケシは白ロングTシャツにかけたてのアフロで登場。
皆ジーンズをはいているが
それぞれの年代風にいい感じではきこなしている。

すでに藤沢虎丸座で3人の演奏を聴いているが
今晩は、さらにパワーアップされて
息の合った演奏を楽しんだ。

〈New Days〉はアップビートで
一緒に歌いたくなるノリのよさがいい。
いい曲になってきているなあと思う。

〈オリオンのティア〉はもともと好きな曲だが
ベースの低い音が曲のロマンチック度をさらにアップ
ドキドキさせられる。

髪をアフロにして8年目という天神タケシ
細身の身体にちょっとはにかんだ笑顔と渋いベースの音
きっと、もてるだろうなと思っていたら
2人のうら若い女の子がちゃんと聴きにきていた。

禁煙したのは「歌がうまくなりたいから!」
という理由に尽きるようで
「自分の年令と向き合っていかなくてはならない中で
上り調子のラインが一本あってもいい」と。

50を過ぎると40代ではまだ感じることのない(できない)
「老い」を感じるようになる。
それに対して何もせずになるがままに生きるのではなく
変えたいと決意し実行することで
きっとそのあとの10年も変わってくるのかなと思う。

久しぶりに聴いた女性パートも入った〈クリスタルレインドロップ〉
難しくてなかなか歌えないけれど
素敵だな。
いつか歌えるようになってみたい。

〈 Lucky Guy〉が嬉しかった。

   夜明けを知らせる風が俺達の間をすり抜ける
   もう何も始まりはしない 誰もがそう気づいてた
   あの子は立ちあがり唇の端を少し歪めて
   これがあんたの望み? 長い髪がクルリと回った

   あいつの名前はブロック塀に
   スプレーで今も描かれてる
   思わせとけばいいじゃないか
   あいつは本物のラッキーガイってさ

自分がどうなりたいか
人からどう思われたいか
何をしたいか
何をもって本物とするのかは
歳とともに
変わってくるけれど
その過程で誰かに出会い
恋をしたり別れたり
大切なものを失ったりしながら
自分を見つけていく。

何を持ってラッキーと言うのかも
人それぞれだけれど
だんだんと
運も不運も自分次第だとわかってくるものだ。

〈PARADISE ALLEY〉や〈DOWN〉では
天神タケシのコーラスも入り
なかなかいい感じだ。
ひたすらベースを弾く彼も素敵だが
歌う彼もいいものだ。

アンコールではベチコが登場。
「もしや!?」と思ったらやっぱりやってくれた〈前夜〉。

ありがとう。
しばらく聴かせてもらえなかったけど
久しぶりにじっくり聴いた。

自分が今ここにいることや
生きること、死にゆくことの意味
葛藤や絶望、希望や決意・・・

そんな曲が聴きたいと思う。
そして、そんな曲をまたつくってほしいと強く思う。

〈前夜〉や〈天国のドアノブ〉、そして〈負けないで〉を聴きながら
そう深く思った夜だった。


突然の土砂降りで雨宿り

セットリストは

1. 手首 (w/Mercy & 天神タケシ)
2. いつか河を越えて (w/Mercy & 天神タケシ)
3. 西からの便り (w/Mercy & 天神タケシ)
4. New Days (w/Mercy & 天神タケシ)
5. 夕陽に泣きたい (w/Mercy & 天神タケシ)
6. オリオンのティアラ (w/Mercy & 天神タケシ)
7. kiss (w/Mercy )
8. クリスタルレインドロップ
9. Lucky Guy
10. 天国のドアノブ (w/Mercy & 天神タケシ)
11. PARADISE ALLEY (w/Mercy & 天神タケシ)
12. 夢の島 (w/Mercy & 天神タケシ)
13. DOWN (w/Mercy & 天神タケシ)

E1. 前夜 (w/磯部舞子)
E2. 傷だらけの天使 (w/Mercy、天神タケシ&磯部舞子)
E3. 負けないで(生声でソロ)