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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

いかる

2009-02-22 | その他あれこれ
・別の公園に鳥を見に行く。早速入り口でバーダーらしき人がたむろしていると思ったら、珍しいイカルの群れ。幸先よいスタートである。



・サンクチュアリ方面の池は本当に小さくて、水鳥はいなかった。と、思いがけず、ヤマゲラが遊びにきた。エゴノキの実らしきものをくわえている。



・ツグミもみられる。本日の鳥は、イカル、カワラバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ヤマゲラ、ムクドリであった。場所が変わると、新しい種類が見れて楽しい。



・穏やかな天気で、梅祭りも行われていたせいか、公園には多くの人が訪れていた。しばらく遊具で遊んだ後、久しぶりに凧揚げ(といっても公園で買ったポケモンのカイト)。風が吹くと気持ちよくあがる。



・そういえば、はるか昔にお気に入りのゲイラカイト(と呼んでいた、と思う)を飛ばしていたら、糸が突然切れて、そのままどっかにいってしまったことがある。少し切ない思い出である。

バーダー情報

2009-02-21 | その他あれこれ
・先週に引き続き、鳥を見に行く。さすがに3週目だともはや新しい鳥は見られないかと思ったが、いきなりハクセキレイが現れる。なぜか前回までの観察では見られなかったので初めてである。



・カワセミ・スポットでは相変わらず多くの人が大きな望遠カメラを抱えている。今日は対岸にジョウビタキも現れ、しばらく姿を見せてくれていた。いつもの枝に止まったカワセミも再びみることができた。



・結構、”バーダー”の間では情報交換がなされており、こちらにも”ゴイサギがあそこにいるよ”などと教えてもらう。




・カイツブリは相変わらず甲高い声で鳴いている。くろりと回ってくると、前回ゴイサギが陣取っていたスペースに、今度はコサギが鎮座している。緑のバックなのですごく目立ってしまうのだが、”いい場所”なんだろうか・・・。



・そんなこんなで本日見られた鳥は・・・。カルガモ、オナガガモ、マガモ、カイツブリ、ゴイサギ、コサギ、シジュウカラ、ヒヨドリ、オナガ、カワセミ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、カワラバトであった。新しくみられたのは、ハクセキレイとジョウビタキ。名前が分かるとそれだけで楽しい。

トドマツ交雑論文、受理!

2009-02-19 | 研究ノート
・会議ウィーク。会議の合間にRestoration EcologyのManaging editorから嬉しいメールが届いた。おっと、ついにトドマツ交雑論文がアクセプト(!)である。Restoration Ecologyという雑誌には、いつか自分の論文を載せてみたいと思っていたので、久しぶりにこいつは嬉しいニュースである。

・この雑誌に初稿を投稿したのは10月9日、マイナー修正の結果が届いたのが12月20日だから、悪くないペースである。しかーし、最初の雑誌に投稿したのは2008年1月31日なので、そこから考えれば実に1年以上かかっている。こういうとき、ブログ内検索をしていると、いかにこの論文を通すまでに苦労をしたかが分かる。”簡単に通る論文なんてない”ってことだよねえ。

・しかし、最初の雑誌の審査結果はリジェクトだったものの、いい雑誌だけあって極めて重大なコメントがあった。振り返れば、そのコメントがあったからこそ今日のこの日があるともいえる。そう思うと、そのときのReviewerには大感謝!である。こういう瞬間には、自分が論文を査読するときにも、どんな結果であれ、論文をImproveできるようなコメントを書きたいと思うわけだが、これがなかなか難しかったりするのである。

気合のデータ整理

2009-02-17 | 研究ノート
・標高別試験地のデータ解析続く。GLMMに変えてみると、なるほどAICは劇的によくなる。ただし、樹種によっては反復をランダム効果にする意味がそれほどないものもあり・・・。二次曲線で回帰する場合と直線回帰する場合を比較した結果は、GLMとほぼ同じ。ちなみに温度を説明変数にした場合には、あまりAICは良くならない。試行錯誤する中で、大体固まってきたというか、これ以上は仕方ないというべきか・・・。

・アカエゾ打合せに向けたデータ整理。エクセル・データセットを力技かつ気合で整える。とにかく毎木データだけでも何とかしなければ・・・。今までどうも蓄積が高すぎると思っていたら、当方の計算ミスだったということがようやく判明。いくらなんでも700m3を超えるわけはないか・・・。

・どうにかこうにか、データ整備が進み、同時に記憶もよみがえってきた。改めて眺めてみると、アカエゾがあるサイトはいずれも樹種が偏っていて、0.25haでみれらる樹種数(DBH>6cm)は十数種であることが多い。特に、湿地林は樹種が極めて限定され、4-8種しか胸高直径が6cm以上の樹木がみられない。

・個体密度を計算してみると、中径木(26cm以上)のアカエゾマツでも結構な密度で、中には100本/haを超えるところもある。集団自体の面積は小さいのだが、それにしても高密度である。やっぱり具体的な数値がでると実感がある。

トドマツ交雑論文、再修正

2009-02-16 | 研究ノート
・トドマツ交雑論文の審査結果が戻ってきた。今回はさらにマイナーな修正だったので、指摘事項を反映させて改訂稿を作成。例によって投稿ステップでは少々手間取ったが、何とか投稿完了。後は祈るのみである。

・いつしか時間が過ぎてゆき、気がついてみれば夕方・・・。20日のアカエゾ打合せのためのデータ確認。しばらくデータを触っていないと恐ろしいほどに忘れていることに気づかされる。毎木調査データについては途中までやりかけたまま放置されているような。ううむ、我ながら情けない。

・こちらもなかなか進まない標高別造林試験地の論文執筆。とりあえず、イントロのロジックを考える。学術的な背景から応用的な背景へと進める、という話にはなっているのだが、どうしても強引さが否めない。他の論文を見るとさらっとうまく流しているものもあり、もう少し検討が必要である。

都会キツツキ

2009-02-15 | その他あれこれ
・バスケットの試合を観にいくために、武蔵境から白糸台へ。バスと西武線を乗り継いで行く。相手はシード校だったのだが、第1、第2Qは一進一退の展開。しかし、第3Qで相手がゾーンディフェンスに変わった途端、攻め崩せなくなり、一気に14点差をつけられてしまう。

・第4Qには再び巻き返し、4点差まで詰め寄ったのだが、結局、そのまま押し切られてしまった。なんとも悔しい勝負であったが、選手達はもっと悔しかったのであろう。シュート精度を上げて、もっと自分達の得点パターンができるように、今後に期待したいところだ。



・がっくりしながら、帰りがけに公園でしばらく遊ぶ。どうにも鳥が気になるのだが、やっぱりハト、スズメ、ヒヨドリくらいしかいないなと思っていたら、シジュウカラを発見。おやっ、木に止まっているのはもしやと思って近づいてみると、間違いない、コゲラではないか・・・。Iさんから教えてもらって以来のお目見えだが、実にかわいい鳥である。

・妻と子どもの目の前でも、何を探しているのか、せわしなく動き回り、サクラの枝をあちこちつついている。姿に似合わず、ギューっと鳴くところも面白い。こんな都会の公園に、キツツキがいるとは思わなかった。なんか、ラッキーな感じである。

宝石

2009-02-14 | その他あれこれ
・先週に引き続き、子どもと鳥を見に行く。同じ公園に行ってみたのだが、今度はキンクロハグロは見られない。飛び立ってしまったのだろうか。前回は半周くらいで帰ってきたので、今回は自転車を押しながら、一周してみることに。ムクドリとヒヨドリがそれぞれ水浴びをしている場面に遭遇。楽しそうである。



・公園の奥へ奥へと進んでいくと、カワセミがよく見られるというスポットがあり、何人かの人たちがカワセミを飛来を待っている。しばらく、カワセミを待っていると、ベテランらしき人から、湖面に張り出した枝の上にカワセミが止まっているよ、と教えてもらう。



・カワセミは想像していたよりも小さかったが、宝石の名前に恥じないくらい綺麗。観客を意識してか、しばらくじっとしてくれていたので写真も撮ることができた。無論、子どもも大喜びである。前回は小さな鳥を意識することができなかったのだが、コガラとシジュカラを区別することができた。チュピー、チュピーと鳴いていたのは、シジュウカラだったことが判明。



・1周していよいよ帰ろうというときに、ゴイサギが枝の上に止まっているのを発見。帰りがけにコサギも発見。やっぱり大型の鳥を見つけると気持ちも盛り上がる。



・ということで、なかなかの充実ぶり。今回見ることができたのは、カルガモ、オナガガモ、カイツブリ、マガモ、ゴイサギ、コサギ、カワセミ、ヒヨドリ、ムクドリ、シジュウカラ、コガラ、カワラバト。ちょっと注意するだけで、世界が広がる感じである。

突然R講習

2009-02-13 | 研究ノート
・弥生にて会議。会議と会議の間で、突然、R講習をみんなにすることに・・・。Rをダウンロードするところから始まり、CSVファイルのデータを渡したりと、かなりドタバタで始まる。

・普段の学生部屋で講習したために、最初はみんなの顔が見えないために、なんだかうまく説明できなかったのだが、徐々にRを動かしてもらううちに、なんとなく講習らしくなった。やっぱりヒストグラムが簡単に描けるというのは、それだけで素晴らしいよねえ・・・。

・例によって最初は少し、データ読み込みと作図をして、後はいきなりGLMという無茶な内容であるが、”なんかできそう”と思ってくれれば大成功である。本当は作図だけでも単独でやった方がいいんだろうけど・・・。

・今回の講習はあくまで”とっかかり”ということだが、最近の学生たちの適応能力はなかなかたいしたものなので、演習林内で徐々にR人口が増えてくれることを期待したいところである。

野外作業

2009-02-12 | フィールドから
・午前中、ポプラの採穂と剪定作業。採穂はすぐに終わったのだが、想像以上にポプラが大きくなっており、剪定に時間を要する。丹頂杭を打って、品種名をテプラで貼るとなんだか仕事をやった気になる。

・午後からGIS区分のためのくい打ちと測量。くいを打ちながら、レーザーコンパスで座標を決めていく。基準点が試験地全体にばらまかれているので、適当な基準点がすぐに見つかるのが有難い。過去の小班とは実態が合わなくなっているところも多かったのだが、下見をしておいたのでスムーズに区分できた。

・3時半ごろに終了。20箇所に新たに杭を打ったことになる。早速、データを入力してみると、ほぼいい感じで散布図が描ける。これに樹木の個体位置が入ってくればいい感じになりそうである。



・Sさんにお願いしていた種子標本の仕事が完成。早速、購入しておいた保存棚に標本を並べる。実は、表面近くしかサンプル瓶は揃っていないのだけれど、こうやってみると、なかなか見ごたえがある。

カモいろいろ

2009-02-11 | その他あれこれ
・比較的大きい水場がある公園に双眼鏡、カメラ、ハンディ図鑑2冊を携えて、子どもと出掛ける。あいにく、天気は今ひとつで肌寒い。水場では、いきなりカモたちが出迎えてくれる。こうした水鳥は、これまでは”カモ”としか認識できていなかったのだが、くちばしの先が黄色いので、これは”カルガモ”らしい。



・最初は1種類だけかと思ったら、よく見ると違う種類もいる。もっとシャープな感じの都会派(?)。これはオナガガモ。写真は雄で、なるほど尾が長い。



・ハンディ図鑑はイラストだけだが、かえって特徴が掴みやすい(薄いのも有難い!)。水鳥の仲間は、雄と雌の区別も簡単なものが多い。ペンギン(パンダ?)のようにくっきりとした白黒のは”キンクロハジロ”の雄らしい。ちなみに、雌は地味な色をしている。



・最後に小さな水鳥が2羽出現。雛かと思ったら、これも違う種類、カイツブリのようである。小さい割りに声がでかい。なるほど、図鑑があるとかなり名前が分かる。当方が単純なだけかもしれないが、名前が分かるってなぜかそれだけで楽しい!



・そのほか、本日見られた鳥は、スズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、カワラバト、ハシブトガラス。これらの鳥達はおそらくどこででも見られる常連であろう。そのほか、オナガも見ることができた。薄いブルーの色がきれい。それにしても、ちょっと出掛けるだけで結構見られるものである。今度は別の公園にも行ってみよう。