健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

低脂肪タンパク質の健康効果

2016-08-05 08:30:40 | 研究
ナッツ、チキン、魚などの脂肪分の少ないタンパク質を食べることは、赤身肉、卵、乳製品を多く摂取する食事に比べて、死亡リスクを減少させるという大規模調査に基づく研究結果がJAMA Internal Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。例えば、赤身肉や、卵やチーズなどの脂肪分の多いタンパク質を豊富に摂取する食事は、他の点では健康な人の死亡リスクの上昇との関連は認められなかったそうですが、大量飲酒、過体重、運動不足、喫煙などの他のリスク因子を1つ持つ人が赤身肉を多く摂取すると死亡リスクが上昇する可能性が高くなったそうです。13万人以上の30年以上にわたるデータを使って実施された今回の調査は、本質的に観察に基づくものであるため、食事による死亡リスクの変化の背後にある生物学的原因の調査や、因果関係の証明などは行われれていないとのことです。
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