健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

がん探知犬

2012-04-27 08:30:58 | 研究
以前、ここでも紹介したがん探知犬の続報です。がん特有のにおいを嗅ぎ分ける訓練を受けた「がん探知犬」が、子宮がんなど婦人科がんをほぼ確実に判別できることが確認されたと報道されました(YOMIURI ONLINE)。この犬は、大腸がん判別で既に成果を出しており、乳がんや胃がんについても実証実験が進行中だそうです。この探知犬は、千葉県南房総市内の専門施設で訓練を受けた雌のラブラドルレトリバー「マリーン」(10歳)だそうです。判別試験では、尿1ミリ・リットルの入った試験管を木箱に入れ、その前を研究者に連れられて歩き、がんのにおいを感じた時は箱の前で座り、それ以外は通り過ぎるように訓練されているそうです。子宮頸がんや卵巣がんなど5種類の婦人科がん患者43人の尿では、マリーンはすべてがんと判定したそうです驚きですね。子宮筋腫など、がん以外の婦人科疾患29人の患者の尿では、1人分を誤ってがんと判定したが、それ以外は間違わずに嗅ぎ分けたそうです。犬に嗅ぎ分けられるというのも複雑な気持ちですが・・・・・。
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Experimental Biology 2012 | TOP | 反物質の世界 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 研究