健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

やせ薬の開発への光明

2012-04-29 08:30:58 | 研究
肥満になると血圧が上がる傾向がありますが、その仕組みのカギを握るたんぱく質が発見されたそうです(ASAHI.COM)。肥満になると血圧が上昇するのは、基礎代謝を上げて太りすぎを防ぐ反応と考えられているそうです。しかし、それを上回るペースで栄養を取ると、高血圧が続いて動脈硬化につながると考えられています。いわゆる内臓肥満で脂肪がたまった人の肝臓に見られるPPARγというたんぱく質に着目し、マウスの肝臓にこのたんぱく質を作る遺伝子を入れてスイッチを入れてみたそうです。するとやせたマウスでも、肝臓から「肥満している」という情報が脳に伝わり、脳からの指令で血圧が上昇して体内の脂肪の分解が進んでいたというものです。何らかのん薬でこの反応を起こすことができれば、肥満を治すことも可能ということですね。
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