血液1滴で病気が診断できる。そんな技術開発が進んでいます。これまでは、検査の種類によりますが、かなりの血液を分析に要していました。5ミリリットルかそれ以上でしょうか。それが、1滴(0.1ミリリットル程度)でよいというなら、採血管やシリンジを用いなくとも、指先や耳朶を少し傷つけて、そこから染み出る程度の血液でも診断ができるということになるのだと思います。今回報道されているのは、1滴の血液からB型、C型肝炎、肝臓がんなど9種類の肝臓の病気を同時に判定できるという診断法で、しかも30分程度で結果がわかるそうです。肝臓の病気は症状が表に出るまで時間がかかるため、血液検査で早期発見できれば、治療にもつながると考えられています。でも、実用化にはもう少し時間が必要ということで、あと2~3年かかるようです。費用は2~3万程度と言うことです。
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