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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

医療費の問題

2014-11-04 08:30:55 | 研究
2012年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた医療費の総額(国民医療費)が、2011年度比6267億円増(1・6%増)の39兆2117億円だったと厚生労働省は先月発表したそうです(共同通信)。国民1人当たりでは5600円増(1・9%増)の30万7500円で、いずれも6年連続で過去最高を更新したそうです。高齢化に加え、医療技術の高度化や薬の高額化で費用が膨らんだことが主な要因だそうで、入院・受診日数は減ったため、総額の増加幅は前年度の3・1%から圧縮されそうです。国民医療費が国民所得に占める割合は11・17%ということです。労災分などを除いた国民医療費の98%程度をカバーする概算医療費は、既に13年度分が公表され、39兆3千億円。今後も増加が続くとみられています。国民医療費を年齢別でみると、65歳以上の医療費が22兆860億円で全体の56・3%。このうち75歳以上は13兆5540億円で全体の34・6%。1人当たりでは65歳以上が71万7200円、75歳以上は89万2100円。この数値、どう考えますか。国民的な議論が必要ですね。この国民医療費は、保険診療の対象となる病気やけがの治療にかかった費用の推計。保険外の診療や健康診断、正常な出産などは含みません。
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