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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

日焼け止め剤と皮膚老化

2013-06-27 09:20:53 | 研究
毎朝日焼け止め剤を塗布している場合には、必要を感じた時にだけ塗布する場合に比べると、皮膚老化の進行が抑制される可能性があるとわかったそうです(QLife Pro)。光老化というのは、上皮の肥厚や弾力線維症などによって特徴づけられています。皮膚の微細表面形状を分析することによって弾力線維症の重症度を予測でき、そして70歳までの人の皮膚光老化の指標として、微細表面形状を分析することが有用であるということがわかっているそうです。今回、日焼け止め剤の使用頻度とサプリメントの使用が皮膚の光老化の進行に関する影響を調べるために、1992~96年に実施された日焼け止め剤とβカロテンの皮膚癌抑制効果を検討した調査結果を解析したそうです。皮膚の微細表面形状の観察にはシリコン樹脂使用し、それを左手の甲に塗って、固まった樹脂をはがして得た皮膚表面のレプリカを使用したそうです。日焼け止め剤の効果については、ベースラインの患者特性である年齢、性別、皮膚の色、皮膚癌の既往、屋外活動状況、ひどい日焼けの経験、喫煙歴、BMIなどに関係なくほぼ結果としては一貫していたそうです。解析するときには毎日日焼け止めを使用しているグループと、必要なときにだけ使用するグループに分けて、光老化についての分析を行った結果、日焼け止め剤の日常的な使用は皮膚の老化を遅らせることができるが、βカロテンには有意な利益は見られないことが示されたそうです。

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