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健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

認知症患者数が3倍に

2015-09-05 08:30:04 | 研究
世界の認知症患者の数が、現在の4700万人から2050年には約3倍の1億3200万人に達する可能性があるとする報告書が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。国際アルツハイマー病協会(Alzheimer's Disease International、ADI)が作成した「世界アルツハイマー報告書2015」の中で、今後、認知症患者の数は、世界の高齢化が進むにつれて急激に増加するとしているそうです。報告書では、世界に9億人いるとされる60歳以上の高齢者人口が、今後35年間で、富裕国で65%、中低所得国で185%、貧困国で239%とそれぞれ増加すると予測。毎年の新規患者数をめぐっては約990万人と推定。これは3.2秒ごとに患者が1人増える計算とのこと。この数字は、2010年の推定値に比べて約30%高いものとなっているそうです。認知症の治療にかかる費用も同じく増加し、2015年は2010年比で35%超増の8180億ドル(約98兆円)に上るとされているそうです。