健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

タミフル耐性ウイルス

2014-01-09 08:30:46 | 研究
抗ウイルス薬のタミフルとラピアクタが効きにくいタイプのインフルエンザウイルスに感染した人が、札幌市で相次いで見つかったそうです(NHK NEWS WEB)。国立感染症研究所は、リレンザなど別のタイプの薬を選択することも検討する必要があると、注意を呼びかけています。国立感染症研究所では毎年、インフルエンザのウイルスを各地から集め、詳しく分析しているそうです。その結果、新型インフルエンザとして流行したH1N1型のウイルスにこの冬感染した札幌市の患者6人について、いずれもタミフルとラピアクタが効きにくいタイプのウイルスだったことが分かったというのです。これらのウイルスでは、薬の効果を示す感受性が、通常の500分の1ほどにまで下がっているそうです。一方、抗ウイルス薬のリレンザとイナビルはこれらのウイルスに対し効くことが確認されているそうです。各地域で流行しているウイルスの情報を確認したうえで、適切な抗ウイルス薬を選択する必要があるということです。
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