健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ノーベル医学生理学賞

2013-10-10 08:30:06 | 研究
昨年と違い、今年のノーベル賞の扱いは小さいようです。先日発表された2013年ノーベル医学生理学賞は、インシュリンや神経伝達物質などを細胞内外で輸送する仕組みを解明した米国エール大学のジェームズ・ロスマン教授)、カリフォルニア大学バークレー校のランディ・シェックマン教授、スタンフォード大学のトーマス・スードフ教授の3人に贈られます(Science Portal)。細胞の中で作られたホルモンやタンパク質は、細胞内の「小胞」と呼ばれる“袋”に蓄えられて、その後、他の細胞や体の各器官、組織に運ばれ、この仕組みが働かないと糖尿病や神経疾患、免疫疾患などの病気につながることが明らかにされています。発表したカロリンスカ研究所によりますと、シェックマン教授は、小胞の輸送に関して働く一連の遺伝子を発見。ロスマン教授は、小胞が目的の場所に運ばれる仕組みを解明。スードフ教授は、神経細胞が適切なタイミングで神経伝達物質を放出する仕組みを明らかに。授賞式は12月10日にストックホルムで行われ、賞金800万スウェーデンクローナ(約1億2千万円)は3人で分けられるそうです。
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