健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

エノキタケの抽出エキスが入ったヨーグルト

2013-10-02 08:30:46 | 研究
エノキタケの抽出エキスが入ったヨーグルトを食べ続けると、免疫力がアップし、風邪やインフルエンザの予防効果が期待できることが分かったそうです(日本農業新聞)。長野県産エノキタケの抽出エキスが入った「信州発えのきヨーグルト」を開発し、50、60代の男女職員24人で、えのきヨーグルト1個(エノキタケ抽出エキス600ミリグラム入り、75グラム)を1カ月間、毎日食べてもらったそうです。中高年を対象としたのは加齢とともに免疫機能が低下し、えのきヨーグルトを食べて免疫力がアップするかどうかを調べるためだったそうです。摂取前と摂取後の血液中の成分を分析したところ、白血球中の「ヘルパーT細胞」が、摂取後には平均で6%増加したことが分かったそうです。ヘルパーT細胞とは、病気を引き起こす病原体を攻撃する細胞に指令を出す“司令官”の役割があり、一度かかった病気に対する抵抗力を付ける作用があると考えられます。このため、えのきヨーグルトを食べ続けることで、インフルエンザや風邪などの感染症に対し、予防効果を高めることが期待できるということに。ヘルパーT細胞の増加は、ヨーグルト中の乳酸菌との相乗効果も考えられることから、エノキタケ抽出エキス自体の効果も調査する方針だそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする