健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

どもの骨の量は遺伝的要素が強い

2013-05-24 08:30:27 | 研究
女の子とその母親およそ1200組を調べたところ、子どもの骨の量・「骨量」は、およそ35%が遺伝的な要素で、残りは運動量や食事など遺伝以外の要素で決まってくるという調査結果が発表されたそうです(NHK NEWSWEB)。この調査は12歳から18歳までの女子生徒とその母親1176組を対象に行ったものだそうです。親子の骨量や体重、それに運動量や食事などを調べ、統計的に分析したところ、子どもの骨量を決める要素はおよそ35%が母親からの遺伝的な要素で、残りは子どもの運動量や食事、体重など遺伝以外の要素だったということです。また骨量が、親子共に平均より多いケースと平均より少ないケースを比べたところ、骨量が少ない親子は運動をしている割合が低く、親子の平均体重も5キロほど軽かったということです。母親の骨量が低かったり、やせ型で運動をしなかったりする子どもは、将来、骨が弱くなるおそれがあるとしていて、積極的な運動やカルシウムの摂取を呼びかけているそうです。骨量の3割以上が遺伝だとしても、残りは環境などで決まるので、骨量が増える10代のうちに、しっかりと対策をということです。
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