健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

生活習慣病で新栄養摂取基準

2013-02-16 08:30:04 | 研究
糖尿病や動脈硬化など食生活が原因の生活習慣病の患者が増え続けていることから、厚生労働省は健康な人だけを対象に作っている栄養摂取の基準を病気になりそうな人にも対象を広げて新たに作ることになったそうです(NHK NEWS WEB)。長年の食生活が原因となる生活習慣病の患者は糖尿病の可能性のある人が推計で2210万人と10年前の1.6倍に増えるなど増え続けていますが、これまでの食事の摂取基準は健康な人だけを対象に作られています。このため、厚生労働省は、メタボリックシンドロームなど生活習慣病になりそうな人に病気にならないための参考にしてもらおうと、病気ごとに新たな食事の摂取基準を設定することになったというのです。摂取基準には病気になる危険性の高さに応じて、タンパク質や脂質など34種類の栄養素とエネルギー量の目標値や食事の注意点を盛り込むことにしているそうです。厚生労働省は、糖尿病や動脈硬化、高血圧などの専門家を集めて、それぞれの病気の学会が定めた食事療法のガイドラインなどを参考に、再来年度までに新たな基準を作ることにしているそうです。
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