健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

がんを炭素繊維で

2012-10-22 08:30:44 | 研究
炭素繊維「カーボンナノチューブ」を使って活性酸素を発生させ、がん細胞を死滅させることに成功したという発表がありました(MSN産経ニュース)。カーボンナノチューブに光を当てると、熱と生物にとって有毒な活性酸素が発生することに着目して、カーボンナノチューブに善玉コレステロールを加えることで水中で拡散させることに成功し、その溶液を培養皿に取り出したヒトの肺がん細胞にかけたそうです。さらに近赤外線を10分間当て、熱と活性酸素を発生させると、24時間後にはがん細胞の45%が死滅したというのです。まだ人体への影響などは分かっていないということで、実用化には課題も多いそうですが、新たながん治療法の開発につながることが期待されます。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする