健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

うつ病患者3.5億人

2012-10-14 08:30:46 | 研究
世界保健機関(WHO)は、うつ病患者が世界に3億5000万人余りいるとの推計を先日発表しました(医療介護CBニュース)。この中で、うつ病は早期に治療するほど効果が高いと指摘したほか、患者の半数以下しか必要な治療を受けていないとして、うつ病などへのネガティブな偏見をなくして治療へのアクセス向上を図るべきだと訴えているそうです。WHOは、うつ病の原因について、経済上の圧迫や失業、災害などの環境的な因子のほか、心血管疾患などの体の健康状態が引き起こす可能性もあると指摘しているとのこと。また、出産した女性の5人に1人が分娩後にうつ病を経験しているとも。世界精神保健デー(毎年10月10日)は、世界精神保健連盟が1992年に始めた行事で、今年で20年。今年のメーンテーマはうつ病で、WHOはこれに先駆け、うつ病や他の精神障害の治療の道を広げるよう呼び掛けたもののようです。
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