健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

骨髄細胞を用いた骨延長術が高度医療に承認

2011-08-14 08:35:05 | 研究
以前、ここで紹介しました骨髄細胞を用いた骨延長術が、厚生労働省の高度医療評価会議で高度医療に承認されたそうです。承認された方法は、足の骨を約9センチ伸ばすのにこれまで1年弱かかったのを9カ月程度に短くできるそうです。期間が短縮できることで、足の骨を伸ばす間、固定するために医療用の釘を外から骨に打ち込んだままになりますが、治療期間が短いために感染症などのリスクを減らせることになります。患者ごとの治療期間のばらつきも少なかったそうです。したがって、治療期間や費用負担が軽くなることが期待されています。骨延長術は、国内に約1万人いる軟骨無形成症で身長が伸びない患者や、外傷などで足の長さが違う患者への治療で用いられます。
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