沖縄の久高でラピスラズリ(瑠璃)の指輪を見つけました
国際通りの平和通り交差点向かいの「久高民藝店」です。
国際通りの土産物屋と違って、本物の沖縄の民芸品、琉球ガラスの器、壺屋焼き、芭蕉布、紅型、貝ボタン、琉球漆器、各種木工家具などなど・・・
以前にも深川の富岡八幡骨董市で手に入れたラピスラズリの指輪を紹介しましたが、それよりは少し大きく色の濃いものです。つたない加工ですがクラシック感があって、古いものだと思います。久高の彫金、指輪のコーナーで見つけました。
左の写真、中央部は別途手に入れたカボションカットのラピスラズリです。指輪の石よりは小ぶりですが、色はやや薄いきれいな濃紺です。石の大きさとしては、こちらの方が高さがあるので重いかもしれません。キレイに磨かれています。
計ってみると2.90ctです。ラピスラズリとしては小ぶりですが、指輪にするにはちょうど良い大きさです。指輪にあまり大きな石は、ちょっと品がありませんよね。負け惜しみではなくて。
指輪も計ってみました。
銀の指輪込みで、19.45ctありました。銀製のリングと台座は、結構重さがあると思います。ラピスラズリの密度(比重)は2.4程で、ダイヤモンドの3.5に比べると、軽いです。
久高民藝店は、いわゆる土産品ではなくて、本格的な沖縄の民芸品を扱っている店です。値段は高いのですが、さすが本物は味わいが深く魅力的です。店の雰囲気で、気軽に「まけてくれ・・・」とは言い出せませんw…
ちなみに各種宝石の性質・特徴を載せておきます。
ラピスラズリは、軟らかくて密度が小さいことがわかります。屈折率、分散が大きいほど虹色に輝きます。ダイヤモンドがその例です。
ブリリアントカットされたダイヤは表面から入った光が、石の内部で全反射して入射面に戻ってきます。その際、分散が大きいので光は虹色に輝きます。
Jewel |
硬度 |
へき開度 |
密度 |
屈折率 |
分散 |
ダイヤモンド |
10 |
完全 |
3.5 |
2.42 |
0.044 |
石英(水晶) |
7 |
なし |
2.65 |
1.54~1.55 |
0.013 |
ガーネット |
7~7.5 |
不完全 |
3.6~4 |
1.8 |
0.027~0.022 |
トルマリン |
7~7.5 |
なし |
3~3.2 |
1.62~1.65 |
0.017 |
ルビー、サファイア |
9 |
なし |
4 |
1.77 |
0.018 |
トパーズ |
8 |
完全 |
3.5 |
1.61~1.63 |
0.014 |
アクアマリン、エメラルド |
7.5~8 |
なし |
2.7 |
1.57~1.60 |
0.014 |
カンラン石 |
6.5~7 |
なし |
3.3 |
1.65~1.69 |
0.02 |
アマゾナイト |
6~6.5 |
完全 |
2.6~2.7 |
1.52~1.57 |
0.012 |
ラピスラズリ |
5~5.5 |
不完全 |
2.38~2.45 |
1.5 |
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