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フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

バカラのショットグラス、タリランド

2015-11-28 01:20:40 | グラス

バカラのショットグラス、タリランドとキング・オブ・スコッツ17年です

 キング・オブ・スコッツ(King ob Scots)17年陶器ボトル入りが手に入りました。陶器のボトルは、ウェッジウッド製です。同じく陶器製の蓋が付いていたはずなのですが、ありませんでした。
 古酒です。コルクの栓はボロボロで、コルク抜きを使って開けようとしましたが、砕けてしまってボトルの中にコルクの屑が入ってしまいました。

 ウィスキーの瓶詰されてから何年も置かれたものは、ワインのように熟成が進む訳ではないのですが、上手く保存されていると味がマイルドになって香ばしさも増し、これが結構いけるのです。
 戦後、海外旅行のお土産でスコッチ、ブランデーがたくさん日本に持ち込まれました。それをもらったお父さんたちは、何かステータスのようにサイドボードに飾って、決して飲みませんでした。
 そのようなお酒が、今、市場に出回ってきています。

 このスコッチも、古酒独特の甘さと香ばしさが増して、なかなか美味しくなっています。ただ、濁りが出てしまっているのが気になります。しかしこの濁りは、醗酵した麦汁を蒸留したとき一緒に析出された香り成分や、貯蔵されている時に溶け出した樽の香り成分などで、特に味に影響を与えるものではないようです。

ボトルの裏には、No.が振られていています。”854”です。1980年頃から製造されています。


 バカラのショットグラス、タリランドです。グラスの縁が曲線を描いて外側に広り、それが下唇に滑らかにフィットして抜群の飲み心地です。
 現在、このデザインのグラスは作られていないと思います。スコッチは、やはりバカラで飲まないと。良いグラスで飲むと、酒が格段に美味くなります。



少し、濁りがあります。

 

 

 

 

 コーヒーのペーパーフィルターで濾してみました。ペーパーには紙の匂いが付いていますので、酵素で漂泊してある匂いのほとんどないものを一度湯通ししてから、使います。
(コーヒーを淹れる時も、同様の処理をすることで、美味しいコーヒーができます。)

 壊れてボトルの中に入ってしまったコルクの大きな欠けらや、細かいゴミのような欠けらも一緒に濾過できました。



 クリアなウィスキーが抽出できました。味や香りも全く変わっていません。結局濁りは、見た目だけの問題のようです。
 ちなみに高級なスコッチは、ほんの少しヴィッテルなどの硬水を加えて常温で飲みます。ストレートより、味や舌触りが滑らかになり、香りも立ち上がってきます。
 ウィスキーの古酒、そんな呼び方は無いと思いますが、非常にお勧めです。

 

バカラのグラス、まだ他にもあります。また、ご紹介いたします。

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リキュールグラスその2

2015-10-21 16:51:22 | グラス

ちょっと面白いリキュールグラス

グラッパグラスとグラッパではなく日本酒古酒(取手田中酒造)

 

イタリア空軍?のマークが彫られています。

 グラッパグラスは、古い物なのでしょうか? ガラスはきれいなので古い物をまねて作られた、比較的最近の物かもしれません。

 日本酒の古酒は、紹興酒を甘くしたような味です。食前酒ですね。たくさん飲めるものではありません。

 写真はありませんがグラッパは、ワインを作るときに出るブドウの搾りカスで作る蒸留酒です。度数は高く40度以上ある、香りの強いお酒です。ヘミングウェイの「武器よさらば」で、主人公が恋人との食事の時だったかに飲むシーンがあります。ブランデーよりは格の落ちる、地元でよく飲まれるお酒のようです。

グラッパ、棚の奥から見つかりました。無色透明なスピリッツです。

 

 度数40° ブランデーと書かれています。香りがきついので、ブランデーグラスのような形では、香りが強すぎて飲みにくいのでしょう。

 

ボヘミアンリキュールグラス。

 これは新しいものです。キレイな模様が彫られています。

 

色の付いたショットグラス

 たしか平和島の骨董まつりで手に入れたものです。小さいです。日本製でしょうか、かなり古い物だと思います。日本では、昔はこのようなグラスで赤玉ポートワインなど、甘い醸造酒を飲んでいたようです。これと合わせたデキャンタあったのかもしれません。グラスだけが売られていました。

 

   オーソドックスな格子カットのグラスとシンプルなチューリップ型グラス

  これも戦後昭和の甘いポートワインや軽いカクテルなどで使われていたグラスです。両方とも10cm位の高さの小さなものす。

 これらの比較的小さなグラスは、もともとヨーロッパ地方で作らていたアルコール度数の高いスピリッツを飲むときに使われていたものでしょう。それが戦後日本に入って来て、ワインと言えば甘い赤玉ポートワインのことでした、それを飲むために使われていました。

 

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リキュールグラスとスキットル

2015-10-08 22:23:30 | グラス

リキュール、主にウィスキー用のスキットル 

 

 ステンレス製のスキットルです。体の形に合わせて、湾曲しています。沖縄の抱瓶(だちびん、以前にご紹介)も泡盛を入れてコルクで蓋をして、麻ひもで体にぶら下げられるよう、湾曲しています。

 

 

 

 ガラス製のスキットル(左)と平べったいカティーサークの形が浮き出ている瓶です。

 スキットルには、アルミの被せフタが付いています。結構古い物のようです。

 カティーサークの瓶は、新しい物でしょう。スキットルとは言えないかも知れないけれど、ウィスキーを詰めて、ポケットに入れて持ち歩く・・・のに良いかも。

 

 

 プラスチック製のスキットル、革のカバーが付いていて、かなり大ぶりです。

  生態学者の今西錦司博士が、登山で山頂に着くとプラスチック製のスキットルを取り出して、詰めてあるウィスキーを飲んでいたそうです。ひょっとしてこれと、同じ物かも。

 

 

ステンレス製のカップ

アウトドア―で、氷でも入れてウィスキーのロックにちょうど良さそうです。

 

ウィスキーを飲むのに使っているグラスです 

  グラスは琉球ガラス(以前に紹介しました。)のほか、ウィスキーグラス、ワイングラス、リキュールグラスなどが、いつの間にか集まって来てます。

 

 ウィスキーを飲むのに使っているリキュールグラスとワイングラスです。チューリップ型のワイングラス(ちょっと古い物?)にウィスキーを注いで、氷を一つ浮かべて飲んでます。香りが立ち上がってきます。

 後ろは、ロイヤル・サルート21年、バランタイン12年、グレンフィディック12年、サントリー響17年、中身はすべて飲み干してしまって空!

 

 ちょっと見にくいですが、中央の光点の右に大きな気泡が入ってます。高級なブランド物ではありませんが、かえって味わいがあります。ほとんどストレートのウィスキーに、ほんの少しビッテルなどの硬水を注いで飲みます。

 ウォーターフォール(イギリス、ウェッジウッド)のワイングラス。白ワインが合います。

 開口健はウォーターフォールのワイングラスを使っていました。キレイなカットとデザインです。沖縄壺屋焼の小鉢にヒジキと大豆、カブの酢漬けで、ドライ白ワインです。

 グラス、古い物などまだまだあります。次の機会に、紹介します。

 

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