みどりの地味な生活

日々のつぶやきと生活記録

ピアノ

2010年11月25日 22時02分17秒 | お楽しみ
5歳から15歳までピアノを習っていた。
私の意志とは関係なく、母親から習わされていたような気がする。
あまり熱心に練習しなかったので、もう今はほとんど弾けない。
でもピアノは大好きで家でも良くCDを聴いている。

今年はショパン生誕200年記念のコンサートがいくつも開催されている。
常々行ってみたいと思ってたので、ピアノ歴20年のちーちゃんと一緒に
愛知県芸術劇場でのショパン国際コンクール優勝者のコンサートに行くことにした。


出演者は歴代優勝者の中から4名。日程がそれぞれ違うのよね。
なんだか韓流イケメンみたいなピアニストもいるし。
気になる・・・イケメンがピアノを弾く姿・・・セクシーユーではないか。
ちーちゃんにどれに行きたい?と聞いたら
「私たち世代ならやっぱブーニンやな」と言うことでやっぱりブーニンに決定。


スタニスラフ・ブーニンと言えば、1985年第11回ショパンコンクール
(正式名:ショパン国際ピアノコンクール)で優勝し、
同時にポロネーズ賞とコンチェルト賞を受賞。当時彼は19歳。
このコンクールの模様は、NHKテレビでも特別番組を組まれて放送されるなど、
クラシック界の出来事としては異例の扱いを受け、それがきっかけで話題を呼び、
遂に1986年来日公演時では、ブーニン現象を引き起こすまでに至った。
とってもすごい人なのだ。

当時、私は15歳だった。19歳で優勝したブーニンを見た時の印象は
超まじめそう・カタブツそう・おっさんみたい、だったな。
テレビで相当騒がれてたので鮮明な記憶として残っている。


5000円の一番安い席にしたので位置は悪いが、距離は近い。
近いけどピアノの蓋に隠れてブーニンの手元が見えないのが残念。
ピアニストの手元は見たい。
何より残念だったのが、ピアノの蓋が私たちとは反対の方向に開いてるので
音があっちに広がるのだ。私たちには鮮明な音色が届かない。これは失敗。
まぁでも、集中して聴いていれば耳が慣れてきて苦じゃなくなった。


コンサートとは言わないんだな。リサイタル。どういう違いだ?
調べてみたらメイン演奏者が1人で色んな曲を演奏するのがリサイタル。
ピアノの発表会みたいにメイン演奏者が複数出演するのはコンサート。
管弦楽や楽団など複数の人が演奏するのもコンサート。
なんだって。

数十年ぶりに見たブーニンは19歳だった当時と変わらずおっさんだったが
年齢的には44歳ぐらいなので正真正銘のおっさんだ。
「ブーニン、なんか太ったなぁ」と、ちーちゃん。
白髪混じりになってるし。でも私たちもおばさんになったしね。
ブーニンの演奏は素晴らしく、美しく、早く華麗な指さばきに感動。
やっぱCDじゃなく、本物の演奏を聴くべし聴くべし。
ちーちゃんの隣に座っていた女子高生はブーニンの演奏に合わせて
指を動かしていたそうだ。若い時から本物に触れるのはとっても素晴らしいね。

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