一生

人生観と死生観

心の持ち方健康法

2009-08-22 17:50:21 | 哲学
8月22日 薄曇
 雑誌の中の記事で「薬のいらない健康法というのを見つけた。イシハラクリニック院長の石原結実氏が最近の学士会会報に書いたもので本年2月の午餐会の講演記録であるよし。食生活の問題から入って、実に愉快な話しっぷりである。視野が広く、古今東西に及ぶスケールの大きさは、本職の医学博士の上に雑学博士が付いてもよさそうな感じで、聴衆を唸らせたに違いない。たとえば人類の祖先は300万
年前アフリカにいたが、5万年前にジブラルタル海峡を渡ってウラルに達した。東に行ったのがアジア人で、北に行ったのがヨーロッパ人という風な具合。少しデータが大雑把な憾みはあるが、一寸度胆を抜く発想ではないか。アジア人は農耕、ヨーロッパ人は狩猟の後に牧畜をやるようになった。食文化の違いがいろいろな影響をもたらした。ガンは体温の高いところではできない。日本人は昔体温が高かったが、今は1度も低いので免疫力が下がり、ガンにかかりやすい。体を温める生姜を食べればペストにも罹らない。驚くべき見解だが、根拠はあるそうだ。そして最後は前向きな気持ちが大事と来る。前向きで明るく暮らせば人間の寿命は最高125歳だそうだ。
 結局この人の講演の一番大事なところは心の持ち方。その点は私も納得できる。