つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

冬の大阪城公園散歩

2019年01月26日 | 風景・建物

大阪城梅林のロウバイと早咲きの梅を撮りに行ってきました。

JR環状線・大阪城公園駅から、大阪城ホールの横を通り、青屋門へ。

 

 見慣れないものが青屋門の広場に。

「落ち葉アート」と言うのだそうです。

 

文字が逆さの上、右側が切れて分かりにくいと思いますが「WELCOME TO OSAKA」と、描かれていました。

外国人観光客が多い大阪城らしい歓迎ぶり。

公園の落ち葉を清掃する人の遊び心? なかなか上手ですね。

 

青屋門を入ってすぐ左手の梅林には、1,270本近くの梅があります。

もちろん、まだまだ観梅には早すぎる1月下旬。ほとんどの梅は咲いていません。

 

咲いていたのはロウバイ。季節的にギリギリで、もうすぐ見頃を過ぎそう。(23日撮影)

 

逆光。黄色い花弁が輝きます。

 

 

とても良い香り。

 

早咲きの梅の方は、梅林の中央あたりに植えられている「八重野梅(やえやばい)」1本だけが見頃。

八重野梅。

 

 

こんなに時期的に早過ぎるタイミングでも、花の好きなカメラマンが何人か来ていました。

ほかに絵になる木もなく、皆ここで撮影。

 

 

 

「寒紅(かんこう)」という紅梅も早咲きの代表。いつも梅林入り口近くで咲いて出迎えてくれるのですが、今年はほとんど咲いておらず、咲いていても小さい花ばかりでした。

ツボミすらない木も。もしや樹勢が衰えているのでは… と気がかり。

 

ようやく咲いているのを見つけた「寒紅(かんこう)」。

 

鮮やかな紅色は、ひと足早い春の気配を感じさせてくれます。

 

というわけで、本当に寂しい梅林。驚いたのは、中央付近にコンビニの「ローソン」があったこと。

長年、茶店があったところ。建物の外観もその雰囲気を踏襲。

 

後で確認すると2017年1月にオープンした「ローソン S梅林店」 で、営業は観梅の時期限定のようです。

ホームページに「2018年03月19日~2019年02月01日は休業期間です」とあります。

今年は2月2日(土)からの営業ですね。

 

コンビニができたのは、大阪城公園の民営化の一環。

大阪市のページ によると、

『大阪城公園パークマネジメント事業者による大阪城公園の魅力向上事業として、平成27年度より、順次、園内売店の改修工事等を実施し、園内8か所にコンビニエンスストア業態の売店を整備いたしました。梅林にございます売店につきましても、その一環として、コンビニエンスストア業態の売店にリニューアルし、毎年、梅林への来園者が多くなる梅の開花時期に合わせ、臨時売店として運営しております。』

と書かれています。

とはいえ、同ページには『梅林にコンビニは適さない』という市民の反対意見も。

これは、個人的に同感。コンビニは情緒がないです…

 

ちなみに、以前はこんな茶店でした。(2016年2月1日 記事 参照 )

 

温かいうどんのほか、焼きそば、焼おにぎり、おでん、たこ焼き、甘酒、五平餅、フランクフルト…

大阪のど真ん中にしては、何となく鄙びた感じのお土産も。

牧歌的で、のんびり、ほっこりできた茶店だったのですが。

 

まあ、若い人や外国人観光客にとっては、コンビニの方が何かと便利なのかもしれません…

 

新施設の第3弾が2月にオープン

民営化といえば、大阪城公園の魅力向上をめざし、最近新しい施設が次々に。

第1弾が、JR環状線大阪城公園駅前に設けられた飲食施設「JO-TERRACE OSAK(ジョーテラス大阪)」。

第2弾が、天守閣前にあった古い洋館(旧第四師団司令部・大阪市立博物館)を改装したレストラン、ショップ「MIRAIZA OSAKA-JO(ミライザ大阪城)」。

いずれも2017年に相次いでオープンしました。

 

これに続く第3弾が、劇場型文化集客施設「COOL JAPAN PARK OSAKA」。(横文字ばっかり… )

「世界に向けたエンタテインメントという意味でのネーミング」だそうで、JR環状線の大阪城公園駅と森ノ宮駅の中間あたりの場所に、3つのホールを建設するもの。狙いは外国人観光客の集客。

その建物がほぼ完成していました。

 

3つ並んでいるホールのうち一番収容人数の多い「WWホール」(1,138席+車いす6席)。

ミュージカル、コンサート、演劇、ダンスなど大がかりなイベントが上演できます。

 

自然の植物を活かしたデザイン。

 

エントランス。左へ行けば「WWホール」。右へ行けば中ぐらいの広さの「TTホール」。

 

 「TTホール」(702席+車いす4席)。

 演劇、ミュージカル、上方伝統芸能など舞台と客席の距離が近いホール。

 

 「TTホール」と建物がつながっている「SSホール」(椅子席最大300席 スタンディング400~500人)。

着席では落語・古典芸能・小演劇。スタンディングは音楽ライブ向き。

 

3つのホールの名付け親は、タレントの明石家さんまさん。「“WW”は『笑って笑って』とか『わくわく』という意味で付けましたが、“TT”“SS”も含めて、みなさんで自由に大喜利的に大阪人らしい遊び方をしてもらったらいいと想います。」(昨年7月5日の発表会でのビデオメッセージ=ORICON NEWS)と。

 

メインの「WWホール」でのこけら落とし公演は、2月25日から始まる『KEREN』。

ダンス、剣劇、殺陣、歌舞伎、ミュージカル、日本舞踊などが混然一体となったパフォーマンスステージで、言葉もストーリーもないとか。

 

どんなものか想像しにくいですが、言葉がないというのは、外国人観光客向きでしょうね~

 

ホールのそばには、市民が散歩コースにしている広い樹林。

昨年の台風21号、24号で倒れた木の伐採、撤去作業がまだ続いていました(立入禁止区域)。

相当な数の倒木だったらしいですが、ずいぶん長くかかるものですね。

 

夕暮れの大阪城

ウロウロしているうちに日が暮れたので、夕景を撮ってきました。

 

梅林から眺める大阪城天守閣。

 

夕日を浴びて、屋根の装飾が鮮やか。

 

ライトアップされた青屋門を通って帰ります。

 

東外堀から見た大阪ビジネスパークのビル群。

 

--------------------------------------------------------------------------------

 撮影カメラ・レンズ

   Canon EOS 6D Mark II 

    EF70-300mm F4-5.6L IS USM

     EF24-105mm F4L IS USM



最新の画像もっと見る

コメントを投稿