つれづれ写真ノート

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怖い活断層

2016年04月16日 | 日記

14日夜から続いている熊本地震。大変なことになっています。

14日夜の「震度7」には驚きましたが、それは「前震」で、16日未明に起きたM7 ・3 の地震が「本震」とのこと。M7 ・3 は阪神淡路大震災級。

地震の範囲は阿蘇、大分にまで広がり、被害は甚大に。

 

震源は活断層「布田川・日奈久断層帯」に沿っており、地表に現れた地割れの状況からも、この断層帯が動いて大地震を引き起こしたことが明らか。

どういう断層なのか、「活断層データベース」(産業技術総合研究所)で見てみました。

 

活断層データベース」(産業技術総合研究所)。

赤い線が活断層。熊本のほか大分にもたくさんあるのですね。そして四国、近畿、中部、関東に至る「中央構造線」につながっています。何かイヤ~な感じ…

丸い円は「震源位置リアルタイム表示(最近2週間に発生した、マグニチュード4.0以上のもの)」にチェックを入れて、熊本地震の震源を表示したもの。

丸い円が大きいほどマグニチュードが大きい震源で、クリックすると日時、震源の深さなどの情報も表示されます。ただし、16日未明のM7 ・3 地震が「M7 ・1」と表示されたりして、データ的に完全に正確かどうかは分かりません。

 

近畿地方を見てみると、活断層だらけ。

大阪市を南北に貫く「上町(うえまち)断層帯」が動けばどんなことになるのか。ゾッとします。

東京は案外、活断層自体は少なめ(でも、もっと大規模なプレートの動きが不安)。

 

活断層とは、数十万年前以降に繰り返し活動し、将来も活動すると考えられる断層。日本には2000以上あるとされています。(国土地理院「活断層とは何か」)

日本国中、安全な所はないのか…

ちなみに自分の住んでいる所を詳しく見てみたところ、一応、活断層の上ではありませんでした。

でも、少し活断層から離れているといっても、地震が起きれば被害を受けるのは間違いないですよね…

 

で、活断層がどの程度のスパンで動いているのかというと、1000年とか数万年とかいう単位。

活断層の上にあるからといって、何千年も無事でいられることもあれば、明日地震に見舞われる可能性もあるということ。

何なんでしょうね、この不確定性は!

 

結局、予知することは難しい。今できることと言えば、耐震補強をしたり防災用品を用意しておくこと。そして、被災地域のために少しでも募金すること… しかないのかな、と思っています。