私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

51 苦悩する自動車産業

2009-01-08 05:55:43 | weblog
1月5日日本自動車販売協会連合会の発表では、平成20年の国内新車販売台数(除く軽自動車)は、321万台の低水準でバブル期のピークだった台数のおよそ半分しか売れていない明らかに異常事態である。
この傾向は5年連続前年実績割れで、特に昨年12月の新車販売は前年同月比
22.3%減の18万台にとどまり、軽自動車を含めての販売総台数は508万台。平成21年の総販売台数は、500万台を下回ることが確実視されている。何故自動車が売れないのか。少子高齢化や若者のクルマ離れ、消費の多様化、ガソリンの高騰、都市部への人口集中といった複合的な背景・要因が横たわっており、そこえ今度の世界同時不況が世界の自動車産業をまともに襲った感じがする。販売不振は、自動車製造会社本体ばかりでなく部品メーカーをはじめ鉄鋼、工作等関連業種をも直撃し、生産調整を余儀なくされリストラの嵐が雇用不安となって吹き荒れている。
隣国の若者の行動を見ると、中国は自転車、台湾はバイクが主流であるのに反し日本の若者は大半が自動車を持ち運転している。燃料資源もないのにガソリンを撒き散らし高級車を乗り回す。今日のような限界の到来は予想できたはずだ。
年間2兆円の利益を生んだ世界のトヨタが赤字に転落する時代。アメリカのビッグ3が苦悩している時代。資源も製品も食料も大切にしたいものだ。
私は、自動車はA点からB点まで安全に行ければよい。腕時計は正確に時を刻めばよい主義でそれ以上のものは望まないことにしている。

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