私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

流行語大賞

2007-12-21 10:34:22 | weblog
2007年ユーキャン新語・流行語大賞に宮崎県知事の発した「(宮崎を)どげんかせんといかん」と高校生ゴルファー石川遼君の「ハニカミ王子」が選ばれた。大賞からは漏れたがトップ10には、「(消えた)年金」「そんなの関係ねぇ」「鈍感力」「食品偽装」「ネットカフェ難民」「ワーキングプアー」等がずらり並んでいる。また、ちなみに今年1年の世相を現す文字は「偽」と決まった。
どのような選考基準(非公開)で選んだかはよくわからないが、こうして今年1年を振り返ってみるとあまり明るい材料がなく、暗いニュースばかりが目立っていることがこれらのことばからも伺える。世界的には加えて「紛争」「温暖化」「原油高騰」「サブプライムローン」等の要因がさらにこれに追い討ちをかけることになる。
ところで毎年恒例になったこうした新語・流行語に順位をつけ、賞を与えることがどれほどの社会的意味があるのか私にはわからない。
過去には流行語大賞として選考された語が、翌年からは使われなくなる傾向になるばかりか死語となって消えたケースはいくらでもある。また、言い出した人と受賞者が異なったり、受賞を拒否するケースも多くあるという。
「毒まんじゅう」「小泉劇場・チルドレン」「ブッチホン」など流行語というより、マスコミがつくり、取り上げ、騒がれた現象の度合いが大きいものほど大賞やノミネートにつながり易いことがわかる。結局、大衆の知らないところで選考された語が、マスコミの餌食となって大衆が踊らされることのないよう今後もしっかりと監視を続けたい。

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