私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

91 鳩山民主の誕生

2009-05-22 21:36:55 | weblog
民主党の小沢代表辞任に伴い行われた党内代表選挙は、鳩山由紀夫氏と岡田克也氏の間で行われ新代表に鳩山氏が選出された。
開かれた党を公言していた民主党が、代表選挙に一般党員や国民の声を聞くことなく国会議員だけで選出したことには疑問が残る。なぜなら近く行われるであろう衆議院選挙で政権交代が実現した暁には、新代表は総理大臣になる可能性の一番大きい立場の人だからである。そんな大事な選挙にもかかわらず民主党は党利を優先させたが、大義を考える余裕はなかったのだろうか。
鳩山、岡田両氏の主張は、「友愛」「幸せの後押し」と中高生の弁論大会レベルの発想でガッカリした。今わが国で最も重要なことは、財政を崩壊させることなく政府主導で経済を活性化させることだ。年金も雇用も教育も国防も避けて通れない喫緊の課題は山積している。両氏の主張からはどのような国家をつくろうとしているのか青写真さえも見えてこない。
財源問題を問われれば行政の無駄遣いを減らせば10兆円程度の財源は確保できるといとも簡単に答えているが、こんな無責任ででたらめな知識で政権運営をされたのではたまったものではない。政権交代、政権奪取のためにはかりそめの仲良しクラブをつくり、なりふりかまわず踊っている感さえする。
小沢氏の党内処遇も選挙対策を指揮する筆頭の代表代行として執行部入りさせた。これでは「小沢執行部体制」の看板の掛け替えにすぎない。小沢氏の処遇よりも巨額企業献金問題について、国民に説明することの方が先決ではないか。鳩山さん。