私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

謝  罪

2007-12-03 09:41:21 | weblog
歴代の総理大臣の戦争謝罪発言にはじまり政界、企業、スポーツ界から芸能界に至るまでその失言や不祥事に頭を下げ謝罪するケースが最近とみに多い。
1970年西ドイツのブラント首相が、戦争でドイツに占領されたポーランドを訪問した際、大衆の面前でひざまずいてポーランド人に謝罪した話はあまりにも有名だ。日本も今後、従軍慰安婦、南京大虐殺、集団自決といった事実関係のはっきりしていない問題について謝罪をするのかしないのか国の責任の有無を含めて明らかにして線引きすることが求められる。
謝罪とは、「誰」に対して「何」を謝り「今後」どうしていくのかを反省をこめてタイミングよく伝えることが必要で、それには情報公開をしながら原因究明と再発防止策が盛り込まれていることが絶対条件である。加えてどんなに反省をし、謝罪の気持ちがあってもそれが相手に伝わらないのはその場の態度、ことば使い、身なり等といった「伝える技能」がなければ謝罪としては有効ではない。
11月30日日本中を騒がせたスポーツ界の"ヒール"(悪役)の2人が謝罪会見を行った。言わずと知れた相撲界のドン「朝青龍」とボクシングの「亀田大毅」だ。それぞれ「1から出直し」「ゼロからのスタート」としているが、はたしてその反省、誠意、決意は伝わっただろうか。特に、亀田選手の場合あの程度の開き直った会見ならば逆効果だし、朝青龍と同じ日まで延ばす必要もない。むしろ「マイナスからのスタート」となろう。もっともこれからも"悪役"で売り出す積りなら話は別だが・・・