私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

七五三

2007-11-19 09:15:41 | weblog
外孫のS君が5歳(幼稚園年中組)になったのを機に、11月18日(日)同君を伴って七五三の祈願に善光寺を訪れた。
今までに羽織や袴など身につけたこともないヤンチャが果たして着てくれるだろうか、心配をよそに父親の古着で正装してみると結構様になっている。馬子(孫)にも衣装とはこのことか。大勧進で受付、千歳飴・お守りをいただき護摩焚きに参加、写真撮影、本堂参拝をすませ、みんなで昼食会をしてS君を祝った。当日は市内で初氷が張り、近県でも初雪、木枯らし1号が吹きすさむ寒い日にもかかわらず多くの善男善女でごった返していた。
元来、七五三は三歳、五歳、七歳と成長の節目に近くの氏神様に参拝して無事の成長を感謝し、これから将来の幸福と長寿をお祈りすることに由来する庶民のささやかな願い事でもある。子供を碁盤の上に立たせ飛び下ろせば折り目正しい人間に成長するとの説もあるが、これも親の切なる願望からだろうか。
当のS君、最近はポケモンにはまりテレビ鑑賞と分厚いポケモン図鑑に首ったけだ。パルキア、ディアルガをはじめ数百種類ある軍団の固有名詞を覚えたり、個々の性格・能力を頭の中にいれて闘うことは至難の技だ。そのため目下数字や文字(ひらがな・カタカナ)絵画の読み書きに夢中になっている。
幻想の世界の遊びを通じて現実の知識と葛藤するこうした努力の積み重ねが、記憶力、判断力、創造力の醸成につながり、将来人間形成の礎石になるならそれも大きな効果でもある。
七五三に当たりS君の限りない成長と幸福を願うばかりである。