私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

再チャレンジ

2007-11-02 10:50:56 | weblog
プロ野球日本一を決める第5戦は、11月1日ナゴヤドームで行われ中日ドラゴンズが日本ハムファイターズを破り、通算4勝1敗で53年振りに頂点に立った。このタイトル戦リーグ優勝しなかったチームが日本一になること自体個人的には納得出来ないルールだが、シーズン中もまたこの5試合を通じても福留選手欠場の穴を埋め、MVPに輝いた中日の三塁手中村紀洋選手(34)の活躍は見事だった。
高校時代から大選手の片鱗を見せて甲子園で活躍後、当時の近鉄に入団ルーキーながら初安打がホームランという華々しいデビューを飾った。2001年大阪近鉄時代はサード・4番として優勝の原動力となって年収5億円とも言われ全盛を極めた。その後メジャーリーグドジャーズ→パリーグオリックスを転戦、ついに2007年1月には自由契約選手(実質的にはリストラ)を言い渡されたが、ここからが中村選手のすごいところだ。
どこのチームも相手にしてくれなかった中で落合監督に拾われ中日ドラゴンズにテスト生、育成選手として入団。1から出直す意味で背番号も「99」、年俸400万円から再チャレンジし、序々に頭角を現し見事開花した。
彼のひたむきな努力と野球を愛する情熱・素直さがもたらした結果ではあるが、「人間万事塞翁馬」長い人生の間には何が幸いするかわからない。お立ち台で流した涙を無にすることのないようこれからも活躍され、幸せになってもらいたい。
「本気でやれば大抵のことはできる 本気ですれば何でも面白い 本気でしていると誰かが助けてくれる」