私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

七夕への願い

2007-07-08 10:48:29 | weblog
 「お米もお野菜も命です。お肉もお魚も命です。これらの命のお陰で私達の命は生かされています。いただきます。ごちそうさま。尊い命に感謝してお食事をいただきましょう。お父さんお母さん美味しいお弁当をありがとうございます。いただきます。」
幼稚園で教えみんなで声をそろえて行う昼食前のセレモニーである。純粋な幼児達にものの大切さと感謝の気持ちをこの時期から教え込んでいる。素晴らしい集合教育である。子供の教育にむずかしい理論など必要ない。まず「形(かたち)」から入り、それを習性化させることによって「身体・細胞」に憶えさせることが大切だ。「三つ児の魂 百まで・・」と言うが、もともと優しさ、思いやり、感謝の心といったパーソナリティーや愛国心、親孝行、社会性等は、人間生まれながらにして持ち合わせた本能ではない。幼い頃から集団生活をしていく過程で教えられ、自然と身につき成長していくものである。
今年も早いもので七夕の時期を迎えた。本来七夕は、中国から伝来し奈良時代に広まった祭事で、天の川に隔てられた彦星と織姫が年に一度だけ会う男女の出会いを象徴的に表した年中行事だったものが、最近は星に願い事をする依存型に変わってきている。5歳の孫の七夕への願いは「ポケモン軍団のさとし君になれますように」だ。力も強いし優しいさとし君に将来の自分を重ね合わせている。
私自身この歳になってなお政治、経済、教育、国防等々お願いしたいことは山ほどあるが、健康で働くことのできる現在の境遇に感謝し、あまり高望みをせず欲をかかないことにしている。