言葉のクロッキー

本とかテレビその他メディアから、
グッと感じた言葉・一文などを残してゆきたい。
その他勝手な思いを日記代わりに。

神遊

2008-07-25 | 能・芸能
第36回公演 宝生能楽堂

『解説』  観世喜正

『能楽囃子 源氏物語組曲』
   大鼓:柿原弘和  小鼓:観世新九郎
   太鼓:観世元伯   笛:一噌隆之

『狂言 狐塚』
   太郎冠者:高澤祐介
     主人:三宅右矩
   次郎冠者:三宅近成

『ろうそく能 葵上』(空之祈)
     シテ:観世喜正
     ツレ:古川 充
     ワキ:宝生欣哉
   ワキツレ:大日方寛
     アイ:高澤祐介

     大鼓:柿原弘和  小鼓:観世新九郎
     太鼓:観世元伯   笛:一噌隆之

狂言の前に館内の照明を落とし、ろうそくに火を灯した。
本舞台の周囲に11本の和蝋燭が灯り、次いで少し照明が入った。
囃子勢や地謡方が薄暮に沈むような背景に、泥眼や般若の面が生きる。
しばしの浮世離れした気持ちだ。


野村狂言座

2008-07-24 | 能・芸能
第43回 野村狂言座  宝生能楽堂

『簸屑』
  太郎冠者:野村万作
  主   :深田博治
  次郎冠者:野村萬斎
『瓜盗人』
  盗人  :石田幸雄
  畑主  :月崎晴夫
『骨皮』
  新発意 :高野和則
  住持  :野村万之介
  檀家  :竹山悠樹 月崎晴夫 深田博治
素囃子『早舞』
  大鼓  :柿原光博
  小鼓  :森澤勇司
  太鼓  :小寺真佐人
  笛   :成田寛人

万作先生の型はほんとに自然できれいだ。お年を考えたら大変な技だなと思う。
臼を挽く、居眠る、こける、泣く、哀願する・・・萬斎先生が「七つ子」を舞った。朗々と元気いっぱいに舞台いっぱいに舞われた。こういう舞いかたもあるのかと見入ってしまった。役者は声がでかく自然に出ないとだめなんだ。
一人舞台で観客を終始飽きさせないことは難しい。声の抑揚、強弱、話の中身、表情、動き、リズム感、気力、狂言らしさなどなど。石田先生クラスにならないとできないのかもしれない。万之助先生が真っ白な装束で橋掛りを歩まれたときはお顔が小さく見えたが、演技始めたら、なんか笑えてくるから不思議だ。高野先生のボケっぷりも面白かった。観客も総じて良かった。気持ち良く観れた。

中曽根康弘90歳

2008-07-13 | 語録
末端の人たちは純粋だった。
そして本当に愛国心が強い。
それが私の目を通して心のなかに収まっていった。
私もその一員として国のために一生懸命やったつもりだった。
そして私の体のなかに "国家がたまっていった" 。

いまが人生でもっとも燃えたぎっている。

国家とは、人民の願いという意味なんだね。
私のなかにはそれがずっとある。
いまがいちばん燃えたぎっている。

     R25 2008 7.10 №199