言葉のクロッキー

本とかテレビその他メディアから、
グッと感じた言葉・一文などを残してゆきたい。
その他勝手な思いを日記代わりに。

都知事選

2024-06-22 | 所感折節
有権者ではないが メディアの情報から 感ずるところがある

都の有権者は 1100万人を超える    マンモス都市 東京

そんな多くの人たちが 7月7日に 投票所に足を運ぶことになる

スマホが普及した今 なんとなく時代に沿ってない と思わぬわけではない


立候補者は56人  ポスター掲示板をはみだすさわぎに

張り出されたポスターも 選ぶというより眺める 壁画みたいになってる

警察が警告を出すというのもいつもとは違う

掲示板に使用する木材も多く 設置に使われる経費も多いのだろうな思う


政見放送も 11時間を超えるのだとも      おそらく聞き比べする有権者はいないと思う


テレビや新聞は4人の立候補者の顔を主に報じている

小池 石丸伸二 蓮舫 田母神

街頭演説とウグイス嬢に加え ツイッターやユーチューブ等電子戦も交えた今回の都知事選は

誰が勝利するのか興味がある

父の日

2024-06-17 | 所感折節
父の日に バラの花束をもらった
             
例年 焼き菓子だったけれど 今年はバラ

自分がまだ子供のころには 父の日はなかった
いつのまにか 母の日というのができた 
外国にはこういう日があるというので 日本にもできた日と思っている

その日が来ると 学校とかで 先生が お母さんに感謝をしなさい と言って
何かしら贈り物を作らされ ありがとうの一言を添えて贈った
あの頃そういう言葉が言えなくて 口の周りが溶けそうだった思い出がある

父の日は 別にこれという理由はないが 母の日ほど ありがたさみたいなものは感じない 
むしろデパートの販促 テレビの画顔みたいなのが大きく感じ 少なからず チガウダロ という気がする

別にいいじゃない という気がしないわけではないが
バラの花束なんぞ贈られると悪い気はしない
率直にうれしいのだ

征爾のことば

2024-06-16 | 語録
本当にいい指揮者というのは
ピタッとおなかのなかに 音楽が入っていて
ちょっと台に立って ほんのちょっと動かしただけで
あっ こう来る こう来たいんだよな  と楽員さんが分かるのが
いい指揮者だと思うんです
・・・・・
楽譜の その裏のものは何だ ということを読め と
それが演奏家っていう役目だぞ と
時代のことも分からなければいけないし 
作曲家の癖もわからなきゃいけないし 
作曲家の精神も分からなきゃいけないし 
それからもちろん作曲家の技術を理解しなきゃいけない
・・・・・
作曲家が悲しいと書いてもね 
どのくらい悲しくまでやっていいか というのはあんまり書いていないんですよ 
音楽の場合は本当にニュアンスの差がちょっと違うから
幅というか 高さ か知らないけれど奥深いですよ 
それを指揮者なんかのばあいは意識してやっていかないと 味が出ないというかね
結局お客さんというのはね 音楽会に来てそいうのの 
幅があったり 高さ 深み があったりすることがいいと 
ああ と納得して その曲のいちばんいいところを聴いたなと思って帰ってくれるわけですよね
・・・・・
人生でこういうふうに僕は思うんだけど 
今やらなきゃダメなんだ と僕は思うわけ
今やらなきゃダメ
それはやっぱり音楽家だからかな 
音楽って 今 のものなんですよね
音楽って 今
今この音を鳴らさなきゃいけない そういうのがあるから そういう頭になっているのかもしれないね 僕は
         
                                                                    NHK  あの人に会いたい

鸚鵡小町

2024-06-10 | 能・芸能
暑くもなく 寒くもない 9日の午後 国立能楽堂に行った
                         

番組は
    ● 狂言 文相撲  シテ 山本東次郎

    ● 能  鸚鵡小町  シテ 観世喜正  ワキ 野口能弘

                 笛 松田弘之  小鼓 鵜澤洋太郎  大鼓 柿原弘和  太鼓 小寺真佐人

老女モノは 動きが少なくまた躍動的ではない  台詞も理解が難しく 一度見聞きしたした位では全然わからない これで100分位観続けるのはとても辛い
隣に座った観客は 謡本を見ながら鑑賞していたけれど かなりの人が謡本を読みながら観ていたようだ  当方はときどきウトウトした
                         

あらすじは
年老いて 目も不自由になった小野小町に ある日帝の勅使が訪れる
帝は 優れた和歌を集めようと考え その昔歌人として活躍していた 小町を思いだし 今は零落した小町に 帝 自ら和歌を詠み 勅使に託し 返歌を望んだのだった

眼の不自由な小町へ 勅使が詠む帝の和歌
         雲の上は ありし昔は 変わらねど 見し玉簾の 内やゆかしき 
を聴き 小町は
         雲の上は ありし昔は 変わらねど 見し玉簾の 内ぞゆかしき

つまり 御所の内を懐かしいと思いませんか という問いかけに 懐かしいと思いますと オウム返しに一字を変えて 返歌としたのだった


そして 勅使の請われるまま 小町は舞を舞い 勅使を見送るのだった
 
 
 
 

バレエ・マスター 小林十市

2024-06-07 | 語録
今思うと
恐らく ベジャールさんに
一番振り付けをしてもらった日本人は
自分ではないか
ネコの役も3回やった

祖父 小さんの
狸の噺なら 狸の了見にならなきゃいけねえ
という言葉を紹介しながら

らしさ を出すというのは
バレエも落語も同じだ と思った
芝居のように その役になりきるのではなく
自分のフィルターを通して ネコらしさを追求した

一方
ベジャール作品には
芝居のように演出されたものが多い  という

せりふ はないが
内なる言葉だったり
動きが発せられる理由だったり
そういうものを内側に持つことで
外に発せられたときの
厚みが全然変わってくる
                ・・・産経新聞・・・


鹿児島往復

2024-06-05 | 旅行
何年かぶりで飛行機に乗る
               
朝早くの出発便だったけれど ほぼ満席だった
               
上空は晴れていたが 富士山は少し雲がかっていた
               
90分余りで鹿児島に着いてしまう 

鹿児島は 学生の頃 磯浜ユースホステルに泊まって以来なので 多少ワクワク感があった

霧島神宮で暗くなるまで寝そべっていたベランダはまだ残っていた
               
あのとき参拝せずに神官と暗くなるまで話し込んだことが思いだされる

昼間に観る霧島神宮はさすがに立派で重量感があった しっかりとお祈りしてきた
               

少し季節外れかもしれないが色んな花が咲いていた
バラ             

アジサイ        
               

ジャカランダ 
                                                     
            
ミヤマキリシマ      
                       

帰りの便は万博のPRが賑やかに施されてあった
               

夕方に羽田に着いたが海面に光る夕焼けがきれいだった
            

              




花はシャクヤク

2024-05-17 | 所感折節
母の日に ということで 長女が芍薬の花を贈ってくれた

冷蔵の宅急便で届いた時は

花びらは固く 丸く アルマジロみたいだった

葉も縮れて萎れていた

注意書きにそって 一晩バケツの水の中に投げ込み 翌朝見たら蕾がはじけるように 咲いていた

2日目には 大きく咲きそろい 家族で スゴイすごいと スマホでパチパチ


外で観る芍薬は 藁の帽子に守られたりして シッカリ育っているけど
屋内で 目近で観ると 改めて 大きさを実感した

これまで 家中の花は カサブランカ が一番大きくて香りも強かったけど

芍薬は 香りはしないけど 華やかな花と思った

福島のサムライ

2024-05-16 | 語録
クリンさんのブログで 松村直登 を知った
2011年の福島原発事故のとき 避難区域から たった一人立ち退かず
放置された 牛60頭 犬80匹 猫100匹 など 350もの動物の世話をし
今なお 除染で荒らされた田畑の再生に もくもくと生きている
その13年にわたる記録を NHK+ から 松村の語る言葉を拾った

      ☆   ☆   ☆
おらが高校卒業した頃は 第2原発の建設ブームだった
ここでもらう給料は関東の単価が出るわけだ   だから猫もしゃくしも東電さ行って働くべってなっちゃったわけだ
爆発させた責任は東電かもしれないけれど 作った責任はおらにも少しあるわけだ

何十匹って繋がったままの犬いるわけだもん 何回か餌食わせたら それを置いてまでは俺も避難できなかったもんな
もう夜 寝られないべし そいつらの顔 夢枕に出てきて
たぶん10日以上は飲み食いしてなかった もうあばら分かるんだから 外からあばら出てるのが
食っていいのか 本当に  っていうような顔して俺を見るわけだ  遠慮すんな 食え  って

俺も最初は2~3日長くても1週間かそのくらい餌をやっておけば 
そのうち飼い主たちが帰ってきてみんな持っていけべとか 帰ってくるべとかそのくらいの話で最初はいたわけだ

もう果てしなかったもん 犬とか猫も死んでいたし 鶏なんか鶏舎ごと全部死んでたからな すごい光景 原発事故はやっぱりとんでもねえよ
簡単に国が殺すなんて言わなかったら 俺も 保護して牛の餌やりなんかしなかった
むやみに殺すことはねえべ それはおかしいべって
悲惨な思いしてやっと生きてるのに 
今度は追っかけてって殺すって言うんだぞ  今度殺したら穴掘ってただバタバタ埋めるわけだ それじゃバチ当たっぺって

原発と 国に対しての抵抗もあるかもしれない
おめえらがやった不始末の残党だ これ生きた残りだって


こんな大きな石あるとトラクターもちあがっちまうからな こんなの除染でいれられたんだ
百年もかかってこういう土地にしたんだぞ 先祖代々こうやって石とってきれいな田んぼになって
今度は除染で表土取って石混じりの土入れて 除染終わりました  なんて・・・

戻すべ 戻す 戻す
こんなの大したことね  その気になれば 何でもできるんだって
戻すんだ 戻るかどうかじゃ戻んねえぞ
そんな弱い意志では戻んねえ


あっという間だった
13年の間に 福島の後  九州も大地震  能登半島も大地震  世の中災害はずっと歴史をたどると繰り返しているんだっぺから
だからみんな明日は我が身なんだ  立ち向かうしかねえべな 立ち向かえば 困難はあるけれど やっただけのことはある

周りはどんなことが起きたって桜は例年と変わらず 毎年こうやってちゃんと咲いている
何があっても どんな困難があっても 生きていかなくてはならないわけだ 

どうやって生きたかだ



伊豆の葛城山

2024-05-05 | 旅行
気象予報どおり 連休後半の日々は好天が続いている

この好天を逃すのは惜しいと思い 電車
     
バスを乗り継ぎ ハイキングした
     

伊豆に葛城山 標高452m というのがある

そのテッペンに 伊豆パノラマパークというのがある

麓からは小さなゴンドラに乗って一気に登る・・・・ 座ってるだけ
     

頂上は小さな公園が造られている  よく手入れされており 季節の植栽 花 また 小児用の遊技施設もあって 家族向きにも対応している
     
                  

快晴だけに残雪を被った富士山が良く見えた 遠くにはやはり雪を頂く南アルプスが連なって見えてる
 
そこでは 富士山はもとより 駿河湾を含んだ パノラマを臨めて 素晴らしい景色だ
 
一見判らないが 麓と頂上と結び リゾート感覚に造られており 女性客が多く見受けられた

    
                   パーク    https://www.panoramapark.co.jp/

4月某日

2024-04-30 | 所感折節
桜が散ったら 色んな花が咲き始め 新緑が目に染みる

アレルギーは杉花粉ばかりでなく この時期 いろんな小さな種が空中を飛び交ってるにちがいない

くしゃみ 鼻水が止まらない

ニラの花が消えたと思ったら すかさずという感じで スズランが一斉に芽をだした  不思議なものだ


☆  半年サイクルの経過観察  ドクター曰く 大きな部分の直径は37㎜  進展はしてないのでこのまま診療を継続しますとのこと

          当人からすれば 身体の不調は 加齢によるものか 病巣に起因するものか よくわからない ありのままドクターに告げるしかないのだ


☆  何冊か読んだ   引き込まれて読んだのは 冲方丁の 「麒麟児」     勝海舟と西郷隆盛による 江戸城無血開城を題材とする小説

          小説家の想像力のすごさを感ずる 事実の話半分としても 両人の気配り 駆け引き 実行力 はさすがに歴史に残る難事業だったのだろう

   それにしても両者とも江戸を焦土にする作戦だったとは ホントかねと思ってしまう



☆   時間をみて 気分転換に  ジムにゆく 名前も知らぬジム友と 短い会話し スタジオでエクササイズするだけだけど 小さな達成感はあるのだ

☆   謡の稽古は 「道明寺」  いっこうに達成感はない むしろ声が枯れてきた 歌唱力の無い謡というのは退屈なのだけど・・


今月も 平々凡々の毎日というところか・・・