言葉のクロッキー

本とかテレビその他メディアから、
グッと感じた言葉・一文などを残してゆきたい。
その他勝手な思いを日記代わりに。

映画 11人の賊軍

2024-11-02 | 映画 音楽
東京国際映画祭の出品作品を眺めていたら 11人の賊軍 というのがあった

これまで 七人の侍 とか 十三人の刺客 とか面白かった映画があったので期待感があった

たまたま近くに 新しい上映館ができ この映画が上映されてるので 観に行った
          

時代背景は 徳川から明治に移行するとき    ある東北の小藩は 新政府にするか 幕府に味方するか 迷っていた

藩の上層部は 新政府に味方する方向に決心したが  城内には幕府に味方する同盟軍が居り

どのようにしたら新政府側に 戦を交えず恭順の意を伝えるか悩んでいた 

そこに出た奇策は  処刑寸前の悪人たちを活用するというものだった

作戦が上首尾に終わったとき 罪を許すという 藩の提案にノッタ罪人11人

内密には 作戦終了後 11人全員抹殺するということなのだが 11人は必死になって作戦を実行する ・・・・・・

権力者が罪人の命を使い捨てにするという不条理が描かれる  と評価した誌面があったが そういう映画なのだ

しかし時代劇も 七人の侍 当時と変わってきた るろうに剣心 あたりからずいぶんとモダンになった 

ポップコーンをカリカリしながら楽しめる映画になってきた   時代劇ファンとしては寂しい

映画館も変わった ゆったりした座席 小さな場内 優れた音響設備 高くもない料金 

映画には 仮想空間では出せない情感のようなものが残ってると思うのだが


秋を観に

2024-10-29 | 旅行
秋の観光をPRするバスツアーに参加した

群馬県の四万温泉に一泊し 先ず山々に囲まれた奥四万湖に行く

周囲の山々の秋枯れは今一つだったが この湖は独特の青い色を湛えている

この日はどちらかと言えば雨だったけれど 陽の射さない湖面の色は 溶かしたような青い色をしていて

          

高いダムの堰堤の上から 静まり返った湖面を眺めていると 吸い込まれそうな気がした 
 
新潟県に入り谷川岳に向かう     ここのロープウエイに乗り 山の紅葉を眺めるという目的だったけれど

生憎の雨で ゴンドラの窓は雨に濡れ 窓越しに眺めた山肌の秋景色は 今一つハッキリしない 

          

しかしながら その景色は恐らくベストではなかろうか

紅葉の赤色こそあまり見かけない山肌だけれど 木々の葉は黄色に変わり

時おり吹く風に 枯れ葉が空を舞う様子は ここしばらく目にしたことのない秋景色だった

          

ゴンドラでの往復を楽しんだ後 奥只見湖に行く  ここに黒部にも匹敵する大発電所がある 

多くのマンパワーと犠牲を払って建設された 雪深い山奥にある 奥只見発電所を建設するに伴ってできたダム湖 

ここに観光バスで行ける      先人達の偉業に 感謝しかない 

工事用に掘削され 改良された18kmにも及ぶトンネルを搔い潜って行く

ヒトデのように広がるダム湖を 今は遊覧船が航行している 
  
          

船に乗りながら眺める山々は 谷川岳ほどの秋景色ではなかったけれど それでも秋色に包まれていた

          

この日は水上温泉に泊まる   秋には関係ないが 
          

四万も水上も温泉は無色透明無臭    微かに薬湯に似た香りする四万温泉は良かった
          


栗栗栗

2024-10-20 | 所感折節
近くのスーパーに買い物に行った帰り 見知らぬオジサンから栗をいただいた

                             

どうやら 自宅の栗が沢山実ったらしく 通りがかりの人達に分けてるらしかった

名産地ではなく まぎれもない地元産の栗というのは珍しく 早速 栗ご飯にした

                              

またテレビを見ていたら シャトレーゼのモンブランがコンテストで優勝した というので早速買いに行った

ところがすでに 本日分は売り切れ   テレビの影響はすごいと実感する

自宅近くに お店はあるため 翌日開店して間もないお店に出かけた

なんと残り2個しかないのだ  昨日はたくさん買い込んだお客さんがいたとのことだったけれど 今日は何なのだと愚痴りたくなる

                             
食い気が先立ち写真撮るのを忘れたので シャトレーゼさんの写真をお借りしました

超有名パティシエの手になるモンブランほどではないかな とは思うけど素直な美味しさがあると 自分的に味わった

その日の夜 宅配があり 長女から栗蒸し羊羹が届いた

なんでも  赤坂の松島屋  という老舗が造る羊羹で 造るそばから売れてしまう羊羹 というありがたい羊羹らしい 

苦労して買い求め 宅配してくれたありがたさを噛みしめ いただく    この羊羹には栗が沢山入っている 
  
                             

能書きにあるように 栗に餡をからめたというが ホントだ   そのうえ餡の甘さが控えめで 栗を食べてる感じなのだ  



稽古の発表会

2024-10-19 | 習い事
年に一度の大会があった     今年は盛りだくさんで

舞囃子が17番   仕舞が33番   連吟が3番  独吟が27番
素謡が4番     一調が一番            全部で 85番もあった

当方は素謡で参加 鉄輪を謡った

この会は20年近くなり 曲のレパートリーも変化がでてきて面白い

基本となる謡曲は 250曲あまりあるのだけれど 人気のある曲には複数の出演者が重なる

素人芸なので それらしく謡えて 舞えればいい かというとそうもゆかず 毎回反省することはいくらでもある

本舞台の上に立ち 人前で演技することになると やはり上手に見せたくなる気持ちになる  
 
発表会はいい動機付になってるのかもしれない

クロッキー と とんかつ

2024-10-11 | 習い事
朝夕は少し寒さを感じるけれど 日中の陽射しはまだ眩しい

かつてクロッキー教室で指導していただいた先生方の 恒例の展示会が関内で開かれ 観に行った
          

会場にズラリと展示された作品にワクワクする

クロッキーは 短時間のうちに モデルさんのイメージを把握し ブレることなく画用紙に表現する技法

          

先生方それぞれ 1日に100枚以上描いたらしい  しまいには考える間もなく手が動くと ある先生は感想されていた

会場にはフライヤーよりズット尖ったクロッキーが展示されていて興味を惹く

所要時間が 1分 2分 4分 10分 長くて20分のクロッキー

4分間もあると 彩色する余裕が出てくるようだ

1分間で モデルの発する 輪郭のを捉えてしまう   誰にでも出来そうで出来ない

とにかく手を動かして描くことしか上手になる道は無いようだ


広々とした1フロアーの会場に いま教室に通う方々や 一般の人達がユックリとした様子で作品に見入っていた

会場は馬車道にあったので いつか行ってみようと思っていた とんかつ屋 檍   でテイクアウトした    2時ごろだったけれど昼過ぎというのに 十人余り並んでいた
          
                                                                                        これは馬車道十番館  この近くにある

檍のとんかつは 厚さが4cm近くあって 肉質も柔らかく 食べ応えがあるということだったが ホントだった

         

また行ってみたいが お店は広くないので テイクアウトして 山下公園ででも食べるのがいいかもしれない

街 WALKING

2024-10-06 | フィットネスジム
ジムの経営母体が主催したウォーキング大会に参加した  レインボーブリッジを 歩き渡るのが 内なる目的で

2500人集める予定だったらしいが1600人位参加したらしい

天候は曇り 朝方の気温は18℃位 微風気味で歩くには申し分ない天候だ

ルートは 桜田門広場からスタートし 豊洲 お台場 レインボーブリッジを歩いて渡り 芝浦を経て 

再び桜田門まで戻る約20kmの道のりだ

途中参加また離脱も自由 ということで参加した人もいろいろで

小学生 仮装した人 当然バリバリのベテランWALKER 散歩ついでという感じの人もいた

ルートの要所要所にスタッフが居てガイドしてくれた

それぞれ所属するジムの旗の下に集まり準備体操 集合写真など撮る
        

二重橋辺りから歩き始める
        
今日は日曜日なので丸の内のビジネス街はお休み さすがに整った街並み
        
休日を利用してなのか 街の一画で 骨董市が開かれていた
        
丸の内を過ぎ 自分はゆりかもめ線で お台場に行く ここの自由の女神像
        
海浜公園を歩き レインボーブリッジ歩行者通路に入る
        
レインボーブリッジから臨む高層マンション
        
レインボーブリッジは 1993年8月に開通した全長約800mの橋

一般車が走行する前に 1日だけ一般の人達が歩ける日があって 自分も参加した   当日は晴天 大汗して渡った 清々しい思い出だ

あの時は 車道を歩けたのだ    今回は2度目で31年ぶりになる

橋の中央が 盛り上がってる太鼓橋を渡ったような記憶が思い出される 

通路側を歩いた 左右に通路があって 橋から望める景色は違う 車道とは違い平坦な道筋になっていた

渡り切って竹橋まで歩き ここで離脱した 17000歩余り 歩いた
   

真田太平記を読む

2024-09-22 | 読書 本
ブロガーさんのブログを読んで この1ケ月余りかけて 真田太平記を読んだ

新潮文庫 12巻もある 池波正太郎の大作

もともとは 週刊朝日に連載というかたちで 

作者がおもうままに書き続け 完結するまで 9年間もの歳月を要した物語

内容を簡潔に纏めるのは難しいが

信玄 信長 秀吉 家康 秀忠 という たかだか80年間にわたる覇者のもと

真田昌幸 長男の信之 次男の幸村  そして 佐助などの甲賀忍者たちを絡めて物語る

戦国時代も ようやく終わりを迎えるという時代背景に

戦略判断に失敗した者は 家族を含め死せざるを得ない という過酷ななかにあって

真田一族は一族の存続をかけて親子 敵味方に分かれる

親子また兄弟の心の通い合い とりわけ女忍者を随所に登場させ 

真田周辺に展開する人物たちに色どりを与えて面白い

文庫本には 挿絵が無いのが残念 一連の挿絵を見るだけでも面白いだろう



ホームラン連続3本

2024-09-20 | 所感折節

今日は 36℃になる天気予報ということで 朝からゲンナリモードだった

だがしかし 大谷選手が 51-51 を達成したというNEWSを聴いて シャキッとしました

ユーチューブで早速確認すると   大谷選手の打席記録は

1回表  2塁打  ギリギリの50盗塁達成

2回表  ライトまえにヒット  すかさず51盗塁達成

3回表  打つが サードタッチアウト 3打点獲得

6回表  49号ホームラン ライト最上段へ2ラン 5打点獲得

7回表  50号ホームラン レフト中段へ 5打数5安打
    
                                      ユーチューブよりお借りしました
9回表  51号ホームラン ライト最上段へ  51-51達成

終わってみれば チームは 20対4で大勝

このゲームはエキサイティングなゲーム 大谷選手にとっても 思い出に残る 試合だったのではないかと思う

日本でも 1試合連続で3ホームランというNEWSは久しく聞かない




能 盛久

2024-09-09 | 能・芸能
盛久 を観に行く  

観世九皐会九月定例会 矢来能楽堂   シテ  観世喜正    ワキ  宝生常三
    

あらすじ・・・平盛久は 源平の戦いに敗れたのち捕らえられ 鎌倉の頼朝のもとに護送された

信心の篤い盛久は 移送途中にも 清水寺に向かい 観音経をとなえるうちに夢を見る

やがて由比ガ浜で 断首されようとしたとき 刀は真っ二つに折れ 処刑は中止された

盛久が見た夢は 頼朝も見た というのだ 

頼朝はこれを奇遇とし 刑を許し 盛久の舞う男舞を観るのだった


時間にして1時間余り  派手でもなく女々しくもなく 刀が折れる場面は振り上げた刀を前に放り出す演出だった 

幕が上がり橋掛かりに歩み始めるとすぐにシテが語り始める  このような出だしはあまりない 

見ごたえがあったのは男舞   大柄の喜正の舞は舞台が狭く感じるほどだった

この日も暑かった  でも和服 背広姿の方も多かった 気を引き締める何かが 古典芸能にはあるのかもしれない

このところの空には秋ともつかない雲が湧く


ジムの常連

2024-08-30 | フィットネスジム
台風10号が九州に上陸し その後迷走している

関東もその余波を受け 時折 滝のような雨と 強い風に見舞われる

ふと思ったが フィットネスジムに通う 常連客がいる

当人が贔屓にしているインストラクターや いつも使う器材  あるいはプールへ

あたりまえのように いそいそと通ってくるのだ

台風だろうが 豪雪になろうが 意に介さない

スタジオにインストラクターが待っており 何事もないような顔して エクササイズし

プールでいつものように 泳いだり  歩いたり

または いつもの機器で体を刺激する

名も知らぬ顔見知りの 面を見 とりとめもない話を交わし 安心して 帰ってゆく

まれに 80 90代の方がおられ マイペースでモクモクと 自己の 課題をこなしてる
 
思いは色々だろうけれど この雨空を見上げ 居るんだよなー と思った