
ハワイに移住して以来何回かの路上ライブをサポートして参りました。
最初は2011年3月11日に愛西市の片桐さんのスチール・ギターライブをカラカウア通りの海側で実施しました。
この場所はほとんど人通りがなく、暗い場所でしたので、一緒に伴奏された落合さんも楽譜がよく見えないため苦労しておられました。
そして半年後の9月16日に二度目の路上ライブを実施されました。
このときはカラカウア通りの山側でしたので結構人通りがありライブを実施した、という実感を得ました。
その後、私たちが組んでいるトリオ「RYM」が2013年11月3日に実施。
そして、姫路のテレマン・アイランダースの皆さんが2014年3月3日に実施
等々自分たちを含めて何回かの路上ライブを実施してきました。
=========================================================
そして片桐さんの第2回の路上ライブ記事の最後のところに「今回の成功を受けて、片桐さんだけでなく路上ライブをお考えのかたが居られましたらできる限りサポートさせていただきますのでご連絡いただきますようお願いいたします。」と書いたのですが、これを読まれた方から「是非路上ライブを実施したいのでサポートして!」という連絡がありました。
その方は都内を中心に活躍しているオリジナル・ポップスとAORのユニット「fantasista」のボーカル担当のひろみさんで、5年前にハワイで挙式して以来ハワイの虜となってしまい、家の中はハワイ一色に飾られているそうです。
そして是非一度ハワイでストリート・ライブを実施したいと思っていたところに私のブログに出会って連絡を下さったとのことでした。
彼女の歌をyutubeで拝見すると「月のトビラ」や
「真昼の月」など
私の親しんでいる「ハワイアン音楽」の分野とは全く異なるジャンルなのです。
ハワイアン音楽でしたらウクレレ1台でもなんとか伴奏できるのですが彼女の場合いくつかの楽器のバックがないとサマにならないのです。
さらにこのユニットのオリジナル曲だけですと通りすがりの人たちの注目を集めることは到底無理でしょうから、アメリカン・ポップスやハワイアン音楽も加えないといけないと思い、事前に何度も相談いたしました。
そして幾つかの音源を参考にハワイアン曲としては「I'll Weave A Lei Of Stars For You」を、そしてアメリカン・ポップスからは「Close To You」と「Arthur's Theme」を選ばれました。
次なる問題は「路上ライブの条件」です。以前警察署に確認したところ
1) マイクロフォンは使わないこと
2) アンプもダメ、ただしスチールギターはナマ音がないのでアンプを使って小音量で弾くのはOK
3) たとえ自分で作ったものであっても伴奏を流しながらの演奏や歌はダメ
4) CDなどの販売もダメ
というもので、ほとんどはクリヤーできるのですが、残念ながら3)だけは違反してでもBGMを流さないと今回の目的に合わないのです。
そこで一応スチール・ギターやウクレレを持ち込んで「ナマ演奏」の雰囲気を出しながらBGMを流すことといたしました。(良い子の皆さんは決して真似をしないでくださいね!)そしてそのBGMの作成は「I'll Weave A Lei Of Stars For You」だけを私が担当し、それ以外の2曲とオリジナル曲のすべてをfantasistaにお願いいたしました。
===============================================================
さて当日となりました。路上ライブの「ステージ?」としては以前にも使った場所を選びました。
ここでしたら雨が降ってきてもすぐにひさしの下に逃げ込めますし、午後11時になれば角のコーヒーショップ以外の店はすべてシャッターを下ろすのでお店にも迷惑が掛からないという理由からです。
ところが・・・・・この場所に向かって歩いているうちに小雨が降ってきました。
普段でしたらこういった小雨はすぐに上がるのですが念のため11時を待たずに路上ライブをスタートすることにいたしました。
予想はしていたのですが、まだ開店しているお店が流している音楽の音が大きく、マイクなしで歌うひろみさんの声はかき消されてしまいました。最初の曲は「Close To You」です。
BGMのリズムだけはしっかり聞こえるのですが・・・・
次は「Arthur's Theme」です。
雨が次第に強くなってきました。
BGMを流していたICレコーダーに水が入ったためでしょうか途中で止まってしまいました。
雨足が強くなってきたので、ここで中止しないと人間はもちろんですが、楽器やアンプがビショ濡れになってしまうので、次の曲でやめることして、結局「I'll Weave A Lei Of Stars For You」が最後の曲になりました。
歩道も車道も水浸しになりはじめただけでなく、右手の指にはめたフィンガーピックとサムピックがスルスルと外れてしまうのには参りましたが、とにかくこの曲を終えてすぐに撤収いたしました。
=========================================================
ひろみさんにとってはせっかく何ヶ月も前から準備してきた路上ライブが中止になったのは残念だったと思いますが、これをお手本にして次回はメンバーの皆さんたちと路上ライブが実現できることを祈っております。
最後にいままで載せてきたビデオのキャプチャーではなくデジカメによる写真をご覧ください。
===================================================================
余談ですが、以前「投げ銭」用に「呼び水」ならぬ「呼び銭」として印刷した1ドル紙幣の重なった印刷がすっかり濡れてインクジェットの印刷が流れてしまいました(左)。
遅い時刻で心配しましたが、路上ライブも大成功でした。
Fakateretereにフラが付いたのには驚きましたが・・・
今回はスタート時から小雨が降っていて二曲めには激しくなったので、三曲で終えたのですが、その演奏中に土砂降りとなりました。
HSGA日本支部での演奏、頑張ってくださいね。
雨はどうしようもないけど、色々な準備などそれまでに至る経過とかすべてひっくるめて素敵な思い出ですね。
でも当人としては限られた時間内に成功したかった筈ですので、天候のせいとは言え申し訳なく思っています。
私の場合、路上演奏(というより路上での公開練習程度ですが)に行く予定の日は、朝、ラジオで天気予報が始まると耳がダンボになります。
最近まで、川崎は路上演奏には寛容だったのですが、それを聞きつけたミュージシャンが集まるようになってからは演奏していると、すぐに警察の方が来て「演奏停止」と言われてしまいます。(集まってくるミュージシャンもアンプで大音量で演奏するので、これじゃ停止されるのも理解できますが…汗)
マイク、アンプ、伴奏、CD販売がNGとは言っても、ルールが決まっているのは羨ましいです。
(最近、ライブでは出来ない、urlな音楽も始めました。)
そうですかおまわりさんにはかないませんね!
ぜひハワイにおいでになって路上を実行してくださいね。
ハワイでの路上は、次の勤続xx周年でお休みを頂けた際に、家内に相談してみようと思っております。
それまでは、川崎の路上で腕を磨きます。
まぁ、機会をみてお出かけくださいね!