マルジャンの日記

ハロー!プロジェクトや競馬、野球、サッカー、格闘技、モータースポーツを愛するマルジャンの日常が書かれている日記です。

4月15日

2009年04月15日 23時15分59秒 | 普通の日記
昨日の痴漢事件の最高裁判決についてもう少し書いてみます。この類の事件は裁判員制度での
審理対象ではないそうです。殺人事件など死刑が絡む犯罪を対象とするより懲役数年程度の犯
罪から徐々に審理対象を広げていってもいいのではないでしょうか。

しかし痴漢事件は被害者や他の乗客の証言が証拠と見なされることが多く、被告はそれを覆すこ
とが出来ない限り有罪となる可能性が極めて高いです。今回の判決は被害者の証言が信用性の
高いものであり、周りの乗客の証言も合致していることが有罪になるための条件となると言う、有
罪の基準ががらりと変わりかねないものになっています。しかし混雑した車内で的確に痴漢を判別
するのは難しいです。

「疑わしきは罰せず」というのが裁判での鉄則と言われていますが、流れが一方へ一方へと変わり
続けると今度は原告の利益がかなわない状態が続くことになりかねません。被害者へのサポート
を拡充するなど長期にわたる裁判で消耗しきってしまわない環境を作ることも大切ではないでしょう
か。