そうそう、このつづきを書き忘れていた。
楽学教授「プラトンは目に見えるもの、感じるものは見せかけだよ、本当のところはみえたり感じたりしないものだ」といったんだ。だから、17世紀後半、ニュートンの成功が大ブレークして以降、原理から出発して自然のすべてを数学で表現できる科学の理論体系こそが自然の真理と解釈されるようになった。20世紀前半まで物理帝国主義ってのは、それでおせおせどんどんだったわけだ。でも1970年代以降、かげりがはっきりと見えて来た。それはもうちょっと先にはなそうかね」
学生B「だったらやっぱり理論屋が一番偉いんだ!やっぱり、俺なんか駄目だ、駄目だ。頭悪いし。数学物理なんて一番苦手だし」
楽学教授「そう、そう思わされてしまうのが日本の教育の悪さだ。数学が出来る奴が一番頭がいい。物理が出来る奴が一番頭がいい、とね」「でもそれだけでは、あたかもギリシャのサロンのようであり、科学は一歩も前へ進まないにだよ実は」
学生B「それでアリストテレスはなんていったの」
楽学教授「私も正確には知らんがね。でも、きっと<ちょっと待った!プラトン先生。先生のそのイディアという考え、おかしいと思いマース!>ってなことをいったんだろうね。そして<感じるもの、見えるもの以外に何が真実だというんですか?それ以外、何もないではありませんか!>ってね。アリストテレスはプラトンの学生であったわけだから、学生が先生にたてついたわけだ。今なら <なにをいうか!破門じゃ、破門!> となるねきっと。特に日本ではね。でもギリシャのアカデミアではそうならなかった。プラトンってやっぱり偉かったんだね。その20年も議論が続いてアリストテレスは後を継いだってんだからね。」
学生B「先生だって、僕らが違うことをいうと目くじらたてて、議論するじゃないですか。あれって結構怖いんですよ!」
楽学教授「いやいや、すまん。わしも仏様じゃないからね。違うことを言われると、ちょっとムツとするもんじゃないの。夫婦喧嘩や親子喧嘩、兄弟喧嘩なんて、そんなもんだろ?」
学生B「僕たちは夫婦でも親子でも兄弟でもありません」
楽学教授「そうそう違うね。でも実は、口では反論して、心ではほくそ笑んでいるんだよ。<おうおう、一人前になっていくぞ!>ってね。私は教授で年も君らの親並みで、成績認定の権力も持っている。でも、その恐怖に負けて、納得できないのに議論を引っ込めるようじゃ、科学の世界では一人前にはなれんね。」
学生A「でも、議論の中に感情を入れるのは反則ですね。」
楽学教授「そうそう。わしもまだまだガキだからね。議論の挑発(相手の感情爆発を誘うこと)にのらず、冷静に議論を戦わせることが私にとっても宿題なのじゃ。だから仏教書も読む。反論に詰まった方がとりあえず負けじゃ。その場ではね。しかし、後ほどの反論はありじゃ」
学生B「ところでアリストテレスは?」
楽学教授「そうそう。もっと目に見えるもの、感じるものを大事にせよ、といったわけだ。これは自然科学におくと、自然の真理に近づく道は観察や観測にあるということ。経験が大事だ。ということでもある。」
学生B「それって分かりやすい。理論や数学なんてよく分かんないけど、とにかく観察をする。それを表現できる数字に直す。
そしてとにかくグラフに落として、近似する数式に置き換える。その時、いまじゃexcelというものがあるからすぐ出来る」
楽学教授「そうそう、その数字が何やら物理量であれば、観測というんじゃ。そして出て来た数式は、なにやら物理の法則があるはずだ、と思う道をつくる。でもそれを説明できる理論なんていまの物理学に必ずしもあるわけじゃない」。
学生B「アリストテレスっていいじゃん!俺向き!」
楽学教授「だから、頭でっかちで体の関係のない心の恋愛をプラトニックラブ、その反対に体の関係はあるがちっと心はなんていうのをアリストテレリックラブってね。私らの青春の時にはいったもんだ。プラトンなんてうそだ!アリストテレスがいい!てね」
学生A「それで先生は<神田川>なのか。なるほどなるほど」
楽学教授「いやいやちがうぞ。もちょっと考えてみよ。どっちもそれ一方じゃ真実へは近づかないんじゃないかい?」
学生B「それって?」
楽学教授「またまた恋愛でのたとえだがね。学生A君、君は彼女もいないし、どうもプラトン型に見える。学生B君、君はどうもふられてばかり、アリストテレリックみたいだね」
学生A,B「んで?」
楽学教授「どちらも駄目じゃろ、ってこと。成就しない」
学生A,B「むむーー、<くやしいが反論でけん!その通りだ>、くやしいー!!、このおやじ!>。でも成就って何?結婚すれば成就?」
楽学教授「そこでだ。渡邊淳一の世界を知らねばならんのだ。」
学生A「え!あの失楽園の!?先生やばいんじゃないすか!それって最近のなんとかって映画って最後には殺してしまうとか」
楽学教授「そうじゃない、恋愛ではこころと体、科学では理論と観察・観測の関係のことじゃ。はなしをそらすな」
学生A,B「でも不倫とか、やっぱりまずい」
楽学教授「不倫とは中国では近親でのこと、そこまでがモラル外。日本でいう不倫は婚外恋愛というんだと(渡辺淳一談)。そこはモラル内だと。きちんとすればありだと。いやいや、んなことを議論してるのではないぞ。プラトンとアリストテレスだぞ」ふー、話題がそれるので疲れる。
学生B「そらしているのはどちらですか?
楽学教授「ま、いい。続きはまたにしよう。嵐が去って静かになったね。明日から本当に平常だね」
のち
また、新潟で地震だ!
楽学教授「プラトンは目に見えるもの、感じるものは見せかけだよ、本当のところはみえたり感じたりしないものだ」といったんだ。だから、17世紀後半、ニュートンの成功が大ブレークして以降、原理から出発して自然のすべてを数学で表現できる科学の理論体系こそが自然の真理と解釈されるようになった。20世紀前半まで物理帝国主義ってのは、それでおせおせどんどんだったわけだ。でも1970年代以降、かげりがはっきりと見えて来た。それはもうちょっと先にはなそうかね」
学生B「だったらやっぱり理論屋が一番偉いんだ!やっぱり、俺なんか駄目だ、駄目だ。頭悪いし。数学物理なんて一番苦手だし」
楽学教授「そう、そう思わされてしまうのが日本の教育の悪さだ。数学が出来る奴が一番頭がいい。物理が出来る奴が一番頭がいい、とね」「でもそれだけでは、あたかもギリシャのサロンのようであり、科学は一歩も前へ進まないにだよ実は」
学生B「それでアリストテレスはなんていったの」
楽学教授「私も正確には知らんがね。でも、きっと<ちょっと待った!プラトン先生。先生のそのイディアという考え、おかしいと思いマース!>ってなことをいったんだろうね。そして<感じるもの、見えるもの以外に何が真実だというんですか?それ以外、何もないではありませんか!>ってね。アリストテレスはプラトンの学生であったわけだから、学生が先生にたてついたわけだ。今なら <なにをいうか!破門じゃ、破門!> となるねきっと。特に日本ではね。でもギリシャのアカデミアではそうならなかった。プラトンってやっぱり偉かったんだね。その20年も議論が続いてアリストテレスは後を継いだってんだからね。」
学生B「先生だって、僕らが違うことをいうと目くじらたてて、議論するじゃないですか。あれって結構怖いんですよ!」
楽学教授「いやいや、すまん。わしも仏様じゃないからね。違うことを言われると、ちょっとムツとするもんじゃないの。夫婦喧嘩や親子喧嘩、兄弟喧嘩なんて、そんなもんだろ?」
学生B「僕たちは夫婦でも親子でも兄弟でもありません」
楽学教授「そうそう違うね。でも実は、口では反論して、心ではほくそ笑んでいるんだよ。<おうおう、一人前になっていくぞ!>ってね。私は教授で年も君らの親並みで、成績認定の権力も持っている。でも、その恐怖に負けて、納得できないのに議論を引っ込めるようじゃ、科学の世界では一人前にはなれんね。」
学生A「でも、議論の中に感情を入れるのは反則ですね。」
楽学教授「そうそう。わしもまだまだガキだからね。議論の挑発(相手の感情爆発を誘うこと)にのらず、冷静に議論を戦わせることが私にとっても宿題なのじゃ。だから仏教書も読む。反論に詰まった方がとりあえず負けじゃ。その場ではね。しかし、後ほどの反論はありじゃ」
学生B「ところでアリストテレスは?」
楽学教授「そうそう。もっと目に見えるもの、感じるものを大事にせよ、といったわけだ。これは自然科学におくと、自然の真理に近づく道は観察や観測にあるということ。経験が大事だ。ということでもある。」
学生B「それって分かりやすい。理論や数学なんてよく分かんないけど、とにかく観察をする。それを表現できる数字に直す。
そしてとにかくグラフに落として、近似する数式に置き換える。その時、いまじゃexcelというものがあるからすぐ出来る」
楽学教授「そうそう、その数字が何やら物理量であれば、観測というんじゃ。そして出て来た数式は、なにやら物理の法則があるはずだ、と思う道をつくる。でもそれを説明できる理論なんていまの物理学に必ずしもあるわけじゃない」。
学生B「アリストテレスっていいじゃん!俺向き!」
楽学教授「だから、頭でっかちで体の関係のない心の恋愛をプラトニックラブ、その反対に体の関係はあるがちっと心はなんていうのをアリストテレリックラブってね。私らの青春の時にはいったもんだ。プラトンなんてうそだ!アリストテレスがいい!てね」
学生A「それで先生は<神田川>なのか。なるほどなるほど」
楽学教授「いやいやちがうぞ。もちょっと考えてみよ。どっちもそれ一方じゃ真実へは近づかないんじゃないかい?」
学生B「それって?」
楽学教授「またまた恋愛でのたとえだがね。学生A君、君は彼女もいないし、どうもプラトン型に見える。学生B君、君はどうもふられてばかり、アリストテレリックみたいだね」
学生A,B「んで?」
楽学教授「どちらも駄目じゃろ、ってこと。成就しない」
学生A,B「むむーー、<くやしいが反論でけん!その通りだ>、くやしいー!!、このおやじ!>。でも成就って何?結婚すれば成就?」
楽学教授「そこでだ。渡邊淳一の世界を知らねばならんのだ。」
学生A「え!あの失楽園の!?先生やばいんじゃないすか!それって最近のなんとかって映画って最後には殺してしまうとか」
楽学教授「そうじゃない、恋愛ではこころと体、科学では理論と観察・観測の関係のことじゃ。はなしをそらすな」
学生A,B「でも不倫とか、やっぱりまずい」
楽学教授「不倫とは中国では近親でのこと、そこまでがモラル外。日本でいう不倫は婚外恋愛というんだと(渡辺淳一談)。そこはモラル内だと。きちんとすればありだと。いやいや、んなことを議論してるのではないぞ。プラトンとアリストテレスだぞ」ふー、話題がそれるので疲れる。
学生B「そらしているのはどちらですか?
楽学教授「ま、いい。続きはまたにしよう。嵐が去って静かになったね。明日から本当に平常だね」


また、新潟で地震だ!