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楽学天真のWrap Up


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知的遺産のピラミッド作り

君主論と大学教授論 第3章

2006-04-24 19:35:51 | 人間
第3章はショッキングだね。よそもの君主は暴君たれ、と言っているかに一見読める。いかにもマキャベリ。
でもよくよく読んでみると、新しいよそもの君主の大義は安定な国を作ること。この大義のことを彼は書かないので、小手先の悪い術のように見える。新しい支配への期待と希望があるが、それはすぐについえ去るもの、という。2度目の支配が本格的と。その際、反対派を切れ、といっている。でも、最も大事なことは大多数の人心を掌握することであり、ベストはそこに住み着く事であるとも。
要は、コミュニケーションを活発にせねば、ダメよ。ということを恐ろしげに言っている。きちんとやらねばやられるぞ!と。

これって、よそ者教授が、研究室や学生の人心を掌握せねば、研究教育がなりたたない、教室が立ち行かない、ということと似ているね。まして、新しいことをやろうとするとなおさら。その時には必ず反対する人がいるね。現代は切る事はできないね。さ、マキャベリならどうする?あとの章のお楽しみ(つづく)。

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