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楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

ウルトラ・ダラー「読後感」

2006-04-18 18:08:09 | 時評
 隙間時間に読んだ北朝鮮の偽ドルサスペンス小説。なりもの入りの宣伝の割に読後の後味が良くない。
数奇な運命の人を描く小説としても浅い。もちろん事実をえぐり出すドキュメントでもない。最後の場面はサスペンスのハイライトであるが、そこに至るまでが冗長である。何か消化不良にあったような読後感である。
はっきりとドキュメントであった佐藤優「国家の罠」と比べてしまう。
時の話題を取り上げた題材のため、期待しただけに残念である。
 私としてはめずらしく、negativeから入らざるを得なかった読後感である。
作者の手嶋さんとはある種の関係があるのだが、手嶋さん、ごめんなさい。

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