楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

ことば (1)

2012-07-15 09:24:37 | 人間
ことば (1)はじめに

命の再設計を考えて、人生に残された時間を自ら10年と見ることにした。
そして、残せるものは、メッセージしかないと強く感じている。
10年というのは、アッと言う間だ。その時間を長いと思えるのは10代の時だけかもしれない。
その限られた時間と衰えゆく体力のせめぎ合いの中で、メッセージすなわち「ことば」を紡いでいこうということだ。

職業としての科学のことは、論文で。それは英語。
生きてきた様は、日本語で。

時間を考えると、それをどう配分しきるかがもう一つの知恵。
そして、それは一日一日をどう使うかということに尽きるのである。

しかし、全てをメッセージ作成作業、すなわち執筆時間という訳にはいかない。それは最後のメッセージの結晶化のための時間。
日常生活の維持管理のためをはじめ、社会的動物たる人間は、多くの時間をその人間関係をはじめとする生きる環境の整備維持のために費やしている。

その整備維持からメッセージを結晶化するまでの作業をすすめるのは「ことば」だ。
そうやって自分の頭の中も「ことば」で整理をして、本棚を見渡すと、あるある、10冊は下らない。
英語をうまくなろうと読んだ本も実に多い。

今の自分、日本語がうまく出来ているかどうか、いまだに自信がない。この秋、出版予定で入院中に書き上げた原稿も出版社の担当者の添削にかかると間違いだらけ。
「てにをは」や点、○の置き方に至っては実に難しい。

振り返ると子供の頃から「国語」が大の苦手であった。今更ながら考えると、それはその科目が苦手とか嫌いとかいうことよりも、コミュニケーションを自由に取る事が苦手だったのだろうと思える。特に自分の思いや要求を相手にうまく伝える事に。そこで、この「ことば」について連載型で記してみようと思う。

記したように、生活の中で時間配分が大問題だ。だからこのシリーズもどの程度続くのかも分からないし、すぐに終わるかもしれない。予定なき船出っだね。max10年!?

(つづく)
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