楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

死のロード

2006-05-13 08:02:15 | 生活
講演用パワーポイントセーブ忘れで一昨夜は貫徹夜。
セーブしてから後、3時間。
<終わった!シャワーを浴びて、ちょっと寝て出かけようか>
と思って、最後にもう一度チェック。
<あれ?ないぞ。ぎゃー!セイブわすれだ!>
とほほ。
結局一睡もできず。午前講義開始までの時間がなく、車でそのまま大学へ。
(朝、東京はラッシュでもなぜが、首都高意外に車はスムースなのです)
ふらふらで講義。昼終了。
講演は5時から。最後のパワーポイントの仕上げがおわり、2時間ほど時間ができた!
<いすに座り、一眠りできる!>
zuzuzuzu----
4時
<ぎゃー!まずい。遅れる!>
移動開始、渋滞!
カーナビが到着予定時間を時々刻々知らせる。
携帯で連絡。
「今、どこどこ。遅れたら順番を変えておいてくれ」
現場では大ひんしゅく。
「なんで、車なんかでくるんだ!ばかか!」
講演会場へ20分遅れで到着。
<やれやれ。なんとかなったね。>
なんの動揺も見せずに、講演終了。
頭の白い人が相次いで質問。
<なんで?もっと若い人がメインゲストの企画でしょう?これは>
若い元気そうな女性がはーい、と手を挙げる。
「それはgood question!」
答えて、「是非、そのような疑問を突っ込んでいくとおもしろいね」

その後、会場の外で、旧知の教授とおしゃべり。
「最近、内の有名教授がハラスメント問題で吊るし上げられていてねーー」
「なに!俺は彼の著作を何冊か読んで、すごい人だと思ったのに!」
「それが、どうも変なんだ。実際には研究の成果をめぐるトラブルらしい。」
「ちょっと我が強い人なので、周りから総スカンの口実に使われているらしい」

その該当者はかつて、全国大学入試模擬試験(センター試験だ、共通一次だなんてない時代、それが基準であり、上位者は名前が公表された。特にトップ10は表紙に大きな字で)のさる科目でいつも全国トップ10以内にいた。当然、さる大学のその専門学科へ軽々と、合格。しかし、かれはその専門では自分は大成できない、と直感し、すぐに進路変更。
アメリカの一流大学の別の専門へ。そして名をなした。いわば、這い上がりの人。

<やれやれ、それにしても悲しい話だな。この種の話は。その人も人生最後の局面なのに>

「皆サーン!今日は疲れたので帰って寝ます。さよーなら」
夜の首都高。一気に帰宅。
zuzuzu----.

<あー、寝た!今日の学会の会議は何時だっけ? え!10時!どこでやるんだ?>
終了が18時予定。
いかん!出かけなければ。
今日も続く死のロード。
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