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楽学天真のWrap Up


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知的遺産のピラミッド作り

ウェブ時代をゆくー元旦読書

2008-01-02 04:08:29 | 読書
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
梅田 望夫
筑摩書房

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機器の故障で正月が生まれた。そこで久々の読書。

ウェブ時代をゆくー若者諸君へ絶対おすすめの一冊だ。

船に乗り込む前に慌てて買った持ち込んだ1冊。

これは凄い本だ。人類史上未曾有の大変革の中で如何に生き抜いていくのか、を著者の実体験、突き抜けた巨人達の教訓から描き出している。3年をかけて書いた重みがある。読んだ後にめらめらと勇気がわいてくる。

ネット社会が定着し、それを能動的に人生の中に取り込んで生きる事が当たり前となり、それをする個人がリーダーとして突き抜けていっている今。
そして人間の過半数が当たり前のようにネット社会となると著者が予測する2015年から2025年に私がまだ生きている可能性は大変低い。
私はそのような世代だ。

しかし、なぜこの本はそんな私にも勇気を与えてくれるのだろうか?
いつの時代にも通ずる、「ねばならない」ではなく「好きだから」にこだわり真剣に生きることを強く主張し、それが筋としてはっきりと伝わってくるからだ。
そして、現在の人類未曾有の情報革命の混沌の変革の時代にこそ、そのことが人生の分かれ道となっているのだからだ。それは普遍なのである。
「あちらの地球、こちらの地球」「リアル世界ネット世界」「学習の高速道路とけものみち」「高く険しいみちといばらのみち」「新しい職業と古い職業」など2分法の論理によるわかり易い表現によって一層迫力を持って迫る。2分の境界領域にこそ無限の可能性が広がっているというのもたまらなくわくわくさせる。

私はいま、船の上での2ヶ月にわたる国際プロジェクトのまっただ中にいる。アメリカ人が3分の1、日本が3分の1、欧州中国などが3分の1、の混成チームだ。どのようにリーダシップを形成していくか、ということを観察していると、実にこの著者の記す通りなのである。積極的に情報を収集し、前へ前へと提案していく。とにかく、オープンに議論を重ねる。その分、文句も一杯言う。しかし、全体としてはそのリードによって前へ進んでいくのである。

アメリカ社会が「あちらの地球」「ネット世界」「けものみち」を引っ張っていく深い理由がそこにあることがひしひしと伝わってくる。

私はもはや、この「けものみち」をドンと生きるほど若くもなく、ある意味では大組織にのってしまっているが、「すきなこと」にこだわり、「けもの」さえ通じていない「踏み分け道」でも細々と作ろうかと思う。だって、「けものみち」の行方は人間は知らないが「けもの」は知っているんだよ。

著者の梅田さん、勇気をありがとう。
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