goo blog サービス終了のお知らせ 

楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

ひさびさのカプセル

2006-06-24 19:03:26 | 生活
 私の古くからの友人が天皇陛下から直接授与される○●賞をもらい、その祝賀会が先日行われた。その○○教授はいわゆる名物教授である。記念講演の中で多くの聴衆というか、共同の研究者や弟子たちが「おお~~」と思ったのは、常に若者たちへ「愛と嫉妬」で接してきたという心の吐露であった。思いのままに感情の発露に任せて、突っ走ってきたかに見えてきたからである。その祝賀会のお土産は、写真の瓦せんべいである。これをバリバリ!と食べて様々な思いを消化せよ、ということか。『ばりばり!ん、うまい!」。とにかく楽しい講演会と祝賀会であった。その後、例によって彼とともにカラオケ屋へ出かけ、○○記念カラオケ大会と相成った。歌うに任せて、終電を逃してしまった。しかたなく都内でカプセルホテルへ泊まるはめとなった。彼と知り合った若い時に、討論のために東京へ出て、目一杯議論して、飲んだ後、一番安いカプセルへ泊まるのが常であった。その時の懐かしいすえた香りがした。
その賞の授与式ではかのスケートの金メダリストと一緒だったとか。風貌のアンバランスが目に浮かぶようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本を創った12人

2006-06-24 00:41:17 | 歴史
日本を創った12人(前編、後編)PHP新書
PHPとはPeace and Happiness through prosperity(繁栄による平和と幸福)の略である。このPHPが本を出し始めたとき、私の周りでは「右翼が本を出し始めた、気をつけろ」という声がしきりと聞こえた。しかし、読むとなかなか含蓄がある。確かに中には、かなり我田引水であり、他の国から見たら唯我独尊的と思われるなというなものもある。

 この堺屋太一氏の本は、ちょっと違う。彼が通産省の若い官僚として日本を背負っていた時に、どうあがいて自らの生き様を探っていたかをかいま見る事ができる。その様な視点で見た時に、面白い。万博を成功させたとの自慢部分も見えて面白い。小泉内閣の早いうちに彼は消えたのであるが。この本はその前に書かれたものである。多分、このような全日本史、全人物歴史が俯瞰できているとして評価され、最高の参謀として大いに期待されたのであろうが、早々と消え、竹中氏にとって変わった。

歴史に名を残したい、人は思う。しかし、名を残す事を目的とすると残せない、というパラドックスがあると私は思うが。
今日の新聞に出ていた、小泉首相の後継者騒動、阿部か福田か、というところにもそのようなことがちらちらする。
科学の世界も似ている。科学の歴史の中で名を残したい、と思うと本末が転倒する。決して残らないというパラドックスがある。すなわち、名が残る人はそのようなことを考えないのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする