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北鎌倉 東慶寺へ行ってきました!

2009年11月02日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

神奈川県鎌倉市のJR北鎌倉駅から徒歩4分ぐらいにある東慶寺へ行ってきました!

東慶寺は、鎌倉幕府第9代執権北条貞時が、元寇を防いだことで有名な父北条時宗死去の翌弘安8年(1285年)、覚山尼を開山として建立した寺です。

覚山尼は、北条時宗の夫人であり、貞時の母にあたる人物で、時宗の死後、出家して尼となったようです。

東慶寺は現在は男僧の寺ですが、明治36年(1903年)までは代々尼寺であり、後醍醐天皇の皇女用堂尼が5世住持として入寺してから「松ヶ岡御所」と称せられ、格式の高さを誇ったようです。

江戸時代には、豊臣秀頼の娘で、徳川家康の養外孫(千姫の養女(豊臣秀頼の側室の子))にあたる天秀尼が大阪の陣の後、20世住持として入寺しています。

また、東慶寺は、男子禁制の「縁切寺(駆け込み寺)」としても有名でした。

江戸時代には離婚請求権は夫の側にしか認められていませんでしたが、夫と縁を切りたい女性は、東慶寺で3年(のち2年)の間修行をすれば離婚が認められるという「縁切寺法」という制度があったようです。

そのため幕府公認の縁切寺として、江戸から多くの女性が東慶寺を目指したようです。

ただし、女性が駆け込んできてもすぐには寺に入れず、まずは夫婦両者の言い分を聞いて、夫が離縁状(いわゆる「三下り半」)を書くことに同意すれば、すぐに離婚が成立したようです。

また、実際には離婚に至らず、調停の結果、復縁するケースも多かったようです。

この制度は、女性からの離婚請求権が認められるようになる明治6年(1872年)まで続きました。


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↑東慶寺の入り口


女性たちが駆け込んだ階段と想像すると感慨深いものがあります。

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↑東慶寺の山門


ここで拝観料100円を支払います。

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↑東慶寺の梵鐘


東慶寺の梵鐘は観応元(1350)年の補陀落寺のものとのことです。天井には龍の空駈ける様子が生き生きと描かれているようです。

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↑仏像


仏像もあります。

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↑本堂


本尊の釈迦如来坐像を祀る本堂「泰平殿」は、佐藤禅忠師が紺紙金泥で観音を揮毫して、 昭和10(1935)年に建立したものとのことです。

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↑松ヶ岡宝蔵


東慶寺伝来の寺宝を展示する宝物館「松ヶ岡宝蔵」です。そばにある花もきれいです。重要文化財の聖観世音菩薩立像等や、縁切寺の歴史を伝える寺法書や呼び出し状、駈け込みの実例を記録した松ヶ岡日記があります。

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↑松ヶ岡宝蔵内容


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↑緑あふれる木々


寺内は、緑あふれる木々がいっぱいで和みます。写真を撮る方もたくさんいました。外国人の方も多いですね。
また粋芙蓉や秋明菊、吾亦紅、ジンジャー等の花も、とてもきれいでした。

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↑覚山尼墓


階段を登ったところには、東慶寺開山の覚山尼墓や、用堂尼墓(第5世(後醍醐天皇皇女))、天秀尼墓(第20世(豊臣秀頼の娘))もありました。


東慶寺は、緑や花にあふれて癒されますし、歴史の勉強にもなって、とてもオススメです!!


<東慶寺>
住所:〒247-0062 鎌倉市山ノ内1367
Tel:0467-22-1663
交通:北鎌倉駅から徒歩4分
駐車場:なし。円覚寺の有料駐車場を利用可
拝観料:1名100円(一律)
拝観時間:通常8:30~17:00 冬季(11~2月) 8:30~16:00
休み:なし

<松ヶ岡宝蔵>
開館       午前9時30分~午後3時30分
入館料     1名300円
休館日     月曜日 (祝祭日の場合は開館)


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<今日の独り言> 
早朝に家族でテニスをしました。気持ちがいいですねぇ~!頭も体もスッキリして、しかもその後ゆっくり時間を過ごせて得した気分です!早起きの運動は最高ですね^_^)

コメント
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