<金曜は本の紹介>
「ロイター発世界は今日もヘンだった」の購入はコチラ
この本は、Oddly Enough(世界のこぼれ話)というロイターが世界各地より配信する記事の中から、奇妙で、常識では考えられないようなストーリーを集めたニュース・カテゴリーをまとめた本です。
その内容が面白いだけでなく、各国の考え方や慣習も分かって勉強にもなります。
とてもオススメです!!
以下はその中で厳選したもの等です。
・ドイツ南部リンダウで、バスの運転手が一人の女性乗客に対し、格好が「セクシーすぎる」としてバスを降車するよう求めた。デボラと名乗る女性は同紙に対し「彼は急にバスを止めてドアを開け、私に向かって「ミラーを見るたびにあなたの胸元のせいで気が散ってしまい、運転に集中できなくなる。別の席に座らないのならバスから降ろす」と叫んだ」と語った。同女性は、別の席に移ったものの、運転手により屈辱を受けたとしている。バス会社の広報担当者は「運転手にはそれが許可されており、彼は正しいことをした」とコメント。その上で「ほかの乗客の安全に危険となるので、運転手が気をそらすようなことはあってはならない」とし、運転手を擁護した。
・インド北部のウッタル・プラデーシュ州の町で先週、息子を切望していたインド人男性(50)が、11歳の娘を殺害した上、遺体を切断してその一部を燃やすという事件が発生した。公務員のこの男性は、4人の娘がいることを快く思っておらず、息子を欲しがっていた。同国では、男子が将来の稼ぎ手となり、親の面倒を見るとみられる一方で、女子は結婚の際に巨額の持参金が必要となるため「重荷」ととらえられていることがある。多くのインド人は娘よりも息子を好む傾向があるとされている。
・国営ロイヤル・ネパール航空は、保有するボーイング757型2機のうちの1機に技術的な不具合が出たことを受け、ヒンドゥー教の空の神をなだめるため、いけにえとしてヤギ2匹をささげたことを明らかにした。ロイヤル・ネパール航空は過去数週間、この不具合のために何便かを運行中止にしなければならない状況だった。当局者によると、ヤギは同国唯一の国際空港であるカトマンズの空港で、問題の発生した機体の前で、ヒンドゥー教のしきたりにのっとっていけにえにされた。同航空会社の幹部は「機体の不具合は直り、運行を再開した」と語った。不具合の内容については説明しなかった。
・ベネズエラで死亡宣告を受けた男性が、検死解剖による極度の痛みで目を覚まして蘇生するという事件があった。高速道路で交通事故に遭ったカルロス・カメホさん(33)は、死亡宣告を受けた後に遺体安置所に搬送された。そこで検視作業が開始されたが、カメホさんの体から出血が始まり、検視官らは間違いに気付いたという。その後、検視官らは急いで顔の切開部分を縫合しようとした。カメホさんは「耐え難い痛みで目が覚めた」とコメントしている。
・ロシア中央部でここ3日間に、建物からのつららの落下により6人が死亡した。ロシアでは例年、冬の間に屋根の上に積もった厚い氷や雪の層が日差しによりとけ始める春先、落下するつららが歩行者を危険にさらしている。
・米研究者が、カレーに含まれる成分が、脳の働きを阻害しアルツハイマー病を特徴付けるタンパク質を吸収する免疫細胞を、活性化する可能性があると発表した。カリフォルニア大学ロサンゼルス校のミラン・フィアラ博士の研究チームが全米科学アカデミー会報で発表した。これによると、インドカレーに独特の色を出す黄色い香辛料のターメリックに含まれている化合物が、アルツハイマー病の症状に対抗する特異な反応を誘発するとみられている。同チームではこれを応用し、その化合物を患者に注入することでアルツハイマーという致命的で不治の脳の病を治療できる可能性を指摘している。また別の研究では、ターメリックに含まれる抗酸化物質のクルクミンが腫瘍の形成を妨げることが、実験室レベルとネズミを使った実験で示されている。
・ウルグアイの研究者らが、推定体重1トンにもなる巨大なネズミの化石を発見したことが分かった。同国南部モンテビデオの自然史博物館の研究者2人が、英学術誌で論文を発表した。このネズミは200万~400万年前に生きていたと考えられ、これまで発見された中では最大。果物や植物などの柔らかいものを食べていたと考えられている。現在生きている最も大きなネズミの仲間は、南米に生息するカピバラで、その体重は最大で60キロ前後になる。
・米国の研究者が、夫婦間で感情を押し殺す人々は早死にする傾向があり、夫婦げんかが健康に役立つ可能性があるとする研究結果を発表した。ミシガン大の公衆衛生学部と心理学部の研究者が、192組の夫婦を対象に17年間にわたって実施した追跡調査の予備的結果として明かした。怒りを我慢した人たちは怒りをあらわにした人たちよりも早く死亡する確率が2倍だったという。研究チームを率いたアーネスト・ハーバーグ氏は「長生きがしたければ、自分が不当な攻撃を受けていると認識するのは健康的であり、それについて話し合い、解決を図ろうとするのはより健康的なことだ」と語った。
・世界最高の賞金総額で知られるスペインの宝くじ、「エル・ゴルド」の当せん番号が同国で発表された。同くじの賞金総額は22億ユーロ(約3600億円)。1つの番号のくじが10枚つづりで販売されるシステムであるため、1等賞金の300万ユーロなど、賞金の全額を受け取るには、200ユーロ支払ってその10枚すべてを購入する必要がある。今回最も高額な賞金を獲得したのは、同国北西部にある町ナバの住民グループだった。
・カナダと米国の研究者らは、低い声の男性ほど女性をひきつけ、多くの子を持つ可能性が高いとの研究結果を発表した。科学雑誌「Biology Letters」に掲載された同研究によると、声の低い男性は高い男性に比べ、女性との間で生殖の成功率が高いことが示されたという。フェインバーグ氏らは、避妊が行われていないタンザニアの狩猟採集民族の男女を取材、声を録音して高低を分析したところ、低い声の男性ほど多くの子供を持っていることが分かったとしている。
<目次>
まえがき
Picture Gallery
Chapter 1 人物編
Chapter 2 事件編
Chapter 3 サイエンス編
Chapter 4 政策編
Chapter 5 社会編
Chapter 6 生活編
Chapter 7 ビジネス編
Chapter 8 動物編
Chapter 9 日本編
あとがき
面白かった本まとめ(2008年)
<今日の独り言>
4GBのUSBメモリを山田電機で買ったのですが、798円には驚きました・・・。安くなりましたねぇ。
「ロイター発世界は今日もヘンだった」の購入はコチラ
この本は、Oddly Enough(世界のこぼれ話)というロイターが世界各地より配信する記事の中から、奇妙で、常識では考えられないようなストーリーを集めたニュース・カテゴリーをまとめた本です。
その内容が面白いだけでなく、各国の考え方や慣習も分かって勉強にもなります。
とてもオススメです!!
以下はその中で厳選したもの等です。
・ドイツ南部リンダウで、バスの運転手が一人の女性乗客に対し、格好が「セクシーすぎる」としてバスを降車するよう求めた。デボラと名乗る女性は同紙に対し「彼は急にバスを止めてドアを開け、私に向かって「ミラーを見るたびにあなたの胸元のせいで気が散ってしまい、運転に集中できなくなる。別の席に座らないのならバスから降ろす」と叫んだ」と語った。同女性は、別の席に移ったものの、運転手により屈辱を受けたとしている。バス会社の広報担当者は「運転手にはそれが許可されており、彼は正しいことをした」とコメント。その上で「ほかの乗客の安全に危険となるので、運転手が気をそらすようなことはあってはならない」とし、運転手を擁護した。
・インド北部のウッタル・プラデーシュ州の町で先週、息子を切望していたインド人男性(50)が、11歳の娘を殺害した上、遺体を切断してその一部を燃やすという事件が発生した。公務員のこの男性は、4人の娘がいることを快く思っておらず、息子を欲しがっていた。同国では、男子が将来の稼ぎ手となり、親の面倒を見るとみられる一方で、女子は結婚の際に巨額の持参金が必要となるため「重荷」ととらえられていることがある。多くのインド人は娘よりも息子を好む傾向があるとされている。
・国営ロイヤル・ネパール航空は、保有するボーイング757型2機のうちの1機に技術的な不具合が出たことを受け、ヒンドゥー教の空の神をなだめるため、いけにえとしてヤギ2匹をささげたことを明らかにした。ロイヤル・ネパール航空は過去数週間、この不具合のために何便かを運行中止にしなければならない状況だった。当局者によると、ヤギは同国唯一の国際空港であるカトマンズの空港で、問題の発生した機体の前で、ヒンドゥー教のしきたりにのっとっていけにえにされた。同航空会社の幹部は「機体の不具合は直り、運行を再開した」と語った。不具合の内容については説明しなかった。
・ベネズエラで死亡宣告を受けた男性が、検死解剖による極度の痛みで目を覚まして蘇生するという事件があった。高速道路で交通事故に遭ったカルロス・カメホさん(33)は、死亡宣告を受けた後に遺体安置所に搬送された。そこで検視作業が開始されたが、カメホさんの体から出血が始まり、検視官らは間違いに気付いたという。その後、検視官らは急いで顔の切開部分を縫合しようとした。カメホさんは「耐え難い痛みで目が覚めた」とコメントしている。
・ロシア中央部でここ3日間に、建物からのつららの落下により6人が死亡した。ロシアでは例年、冬の間に屋根の上に積もった厚い氷や雪の層が日差しによりとけ始める春先、落下するつららが歩行者を危険にさらしている。
・米研究者が、カレーに含まれる成分が、脳の働きを阻害しアルツハイマー病を特徴付けるタンパク質を吸収する免疫細胞を、活性化する可能性があると発表した。カリフォルニア大学ロサンゼルス校のミラン・フィアラ博士の研究チームが全米科学アカデミー会報で発表した。これによると、インドカレーに独特の色を出す黄色い香辛料のターメリックに含まれている化合物が、アルツハイマー病の症状に対抗する特異な反応を誘発するとみられている。同チームではこれを応用し、その化合物を患者に注入することでアルツハイマーという致命的で不治の脳の病を治療できる可能性を指摘している。また別の研究では、ターメリックに含まれる抗酸化物質のクルクミンが腫瘍の形成を妨げることが、実験室レベルとネズミを使った実験で示されている。
・ウルグアイの研究者らが、推定体重1トンにもなる巨大なネズミの化石を発見したことが分かった。同国南部モンテビデオの自然史博物館の研究者2人が、英学術誌で論文を発表した。このネズミは200万~400万年前に生きていたと考えられ、これまで発見された中では最大。果物や植物などの柔らかいものを食べていたと考えられている。現在生きている最も大きなネズミの仲間は、南米に生息するカピバラで、その体重は最大で60キロ前後になる。
・米国の研究者が、夫婦間で感情を押し殺す人々は早死にする傾向があり、夫婦げんかが健康に役立つ可能性があるとする研究結果を発表した。ミシガン大の公衆衛生学部と心理学部の研究者が、192組の夫婦を対象に17年間にわたって実施した追跡調査の予備的結果として明かした。怒りを我慢した人たちは怒りをあらわにした人たちよりも早く死亡する確率が2倍だったという。研究チームを率いたアーネスト・ハーバーグ氏は「長生きがしたければ、自分が不当な攻撃を受けていると認識するのは健康的であり、それについて話し合い、解決を図ろうとするのはより健康的なことだ」と語った。
・世界最高の賞金総額で知られるスペインの宝くじ、「エル・ゴルド」の当せん番号が同国で発表された。同くじの賞金総額は22億ユーロ(約3600億円)。1つの番号のくじが10枚つづりで販売されるシステムであるため、1等賞金の300万ユーロなど、賞金の全額を受け取るには、200ユーロ支払ってその10枚すべてを購入する必要がある。今回最も高額な賞金を獲得したのは、同国北西部にある町ナバの住民グループだった。
・カナダと米国の研究者らは、低い声の男性ほど女性をひきつけ、多くの子を持つ可能性が高いとの研究結果を発表した。科学雑誌「Biology Letters」に掲載された同研究によると、声の低い男性は高い男性に比べ、女性との間で生殖の成功率が高いことが示されたという。フェインバーグ氏らは、避妊が行われていないタンザニアの狩猟採集民族の男女を取材、声を録音して高低を分析したところ、低い声の男性ほど多くの子供を持っていることが分かったとしている。
<目次>
まえがき
Picture Gallery
Chapter 1 人物編
Chapter 2 事件編
Chapter 3 サイエンス編
Chapter 4 政策編
Chapter 5 社会編
Chapter 6 生活編
Chapter 7 ビジネス編
Chapter 8 動物編
Chapter 9 日本編
あとがき
面白かった本まとめ(2008年)
<今日の独り言>
4GBのUSBメモリを山田電機で買ったのですが、798円には驚きました・・・。安くなりましたねぇ。