ブログ「教育の広場」(第2マキペディア)

 2008年10月から「第2マキペディア」として続けることにしました。

教育の広場、第276号、自由都市・浜松を

2007年05月01日 | 政治関係
教育の広場、第276号、自由都市・浜松を

 04月26日の夜だったと思います。このたび始まったテレビ朝日の
「経済部」とかいう番組の冒頭で、どこかの経済研究所の人による
小嶋静岡市長と鈴木康友浜松市長へのインタビューがありました。

 この番組とそこでの康友さんの話を聞いての感想です。

 第1に、このインタビューアーは「少子化」とやらを絶対的な前
提として話していました。これは本当に変えることのできない前提
なのでしょうか。誰が一体そのような事を証明したのでしょうか。

 私見によれば、政策如何によっては人口は増やせるのだという信
念をもってそれを追求するトップが今、求められているのだと思い
ます。

 実際に人口を増やしている所はあります。どうして浜松市でそれ
ができないのでしょうか。

 私は昨年の12月から市の人口統計を調べていますが、旧浜松市と
浜北市の地域は人口が増加しています。減っているのは水窪、佐久
間、龍山、天竜、引佐などです。他は横ばいです。

 第2に、康友さんはまず「全市の一体化」ということを掲げまし
た。しかし、残念ながら、その具体案はなかったようです。この具
体案こそが問題です。

 あるいは「南北をつなぐ道路の整備」が急務だということを言っ
ていましたから、それが具体策の1つなのかもしれません。確かに、
これは急務だと思いますが、費用も時間もかなりかかると思います。
その前に、まずブロードバンドの空白地域をなくすことだと思いま
す。

 それに、道路だけではかえって過疎を促進することになりかねま
せん。生活の活性化がぜひ必要です。

 かつて、大岡敏孝さんのブログで国際ピアノコンクールの話で意
見が沢山出た時、私は「芝居の街・浜松」の構想を対案として出し
ました。これはこの活性化による一体化のための具体案です。近い
うちに練り直して再度提案する予定です。

 第3に、空洞化には2つあるとして、康友さんは産業(特に製造
業)が浜松市から逃げ出していくということと、街中の空洞化とを
指摘しました。

 製造業の逃げ出し防止と新規の呼び込みは、康友さん自身が会社
回りをすると公約していますから、それに期待することになります。
これは多分、効果があるでしょう。そもそもこれは具体的です。

 しかし、街中の活性化や松菱跡地の問題は「非常に難しい」と言
っていました。この問題の経緯を知らない私には案はありません。
黒い勢力がからんでいるのではないかという危惧を持っています。
とにかく、これまでの経緯を情報公開することが先決でしょう。

 ザザ中央館の問題も私はよく知りません。

 しかし、駅前とは別に、本庁舎の改築を目指してあの一体を新浜
松城公園として作り直し、ここをもう1つの「街中」(市民が集ま
ってくる場所)にするという案を出したいと思います。

 ちなみに、ドイツの地方都市では、鉄道の駅は町の中心からかな
り離れた所にあり、中心には市役所と教会と城とがあります。そし
て、その一帯が歩行者天国になっています。浜松も駅前とは別に本
庁舎の回りに市民天国を作るといいと思います。

 かつて提案しました「本庁舎の改築」も練り直して再度提案する
予定です。

 第4に、康友さんは市内の地域間の格差に言及して、天竜区など
の人々は安心して暮らせる生活基盤を望んでいる、ということを話
していました。

 私は、これはこの通りだと思いますが、少子化を前提していたの
では生活基盤も作れないと思います。

 私の案は「ロハス教師」という構想です。これは子供持ちの若い
教師夫婦を増やす効果「も」あると思います。若い教師たちを中心
にして、教育と誠実食品と芝居の街運動で辺境の活性化を図るので
す。

 最後に、例によって、大きな夢を1つ。

 浜松を中世ヨーロッパの自由都市のようなものにしたい。産業が
強いだけでなく、文化の香りのする街、誇り高い自立心の強い市民
の街にしたいものです。

 さあ、明日から待ちに待った康友時代です。大いに議論をしまし
ょう。

  (これは04月30日に或るブログへのコメントとして書きました)


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