教育の広場、第279号、浜松市のメルマガでの「市長挨拶」
メルマガ読者の皆様へ
鈴木 康友
皆さんこんにちは、浜松市長に就任いたしました、鈴木康友(す
ずき やすとも)です。
<生まれ育った浜松のために>
私は昭和32年、浜松市に生まれました。父は中学・高校の教師、
母は幼稚園の先生という教育者の両親のもとで、浜松の豊かな自然
の恵みを受けて育ちました。これからは市長として、生まれ育った
浜松のために、とにかくできることはなんでもやっていきたいと思
います。
<政治家は子どもの頃からの夢でした>
昭和40年代、日本とソ連の関係が希薄だった当時、日本漁船がソ
連に拿捕(だほ)される事件が起きました。そのころ私は小学生で
したが、拿捕された日本の漁民を奪還できない政府の弱腰な対応に、
子どもながら憤りを感じたことを覚えています。私が初めて政治を
意識した瞬間かもしれません。
大学の政治学科を卒業後、松下政経塾に飛び込んだこと、そして
塾長である松下幸之助さんに出会い、塾長の政治に対する強い志に
触れたことが、私と政治との距離を縮めたきっかけであると思いま
す。塾の一期生として過ごした日々、そこで得た仲間たちは、今で
も私の大きな財産です。
その後、衆議院議員として二期にわたり国政に携わりましたが、
国は組織が大きく、なかなかやるべきことが進められないというこ
とがありました。それに対し、市政の仕事はすぐに結果に現れるの
で、とてもやりがいを感じています。
<浜松を元気で活力のあるまちに!>
浜松市は12市町村が合併し、政令指定都市への移行を果たして一
つの行政となりました。しかし、その中身をつくっていくのはこれ
からが勝負だと考えています。今後は、何でも税金で行政サービス
をする時代ではありません。ボランティアも含め、市民の皆さんの
活力を引き出していきたいと考えていますので、そのための情報も
どんどん公開していきます。
元気で活力のある新しいまちづくりに皆さんと一緒に取り組んで
まいりたいと思います。一つの浜松として、地域格差を解消しなが
ら、みんなが合併してよかったと思えるまちにしていきましょう。
(2007年05月04日号メルマガから)
解説と批評
1、格調が高いとは言えないと思います。内容も夢があるとは言え
ないと思います。
しかし、まあ今後を見守りましょう。はったりがないというだけ
かもしれませんから。
2、「今後は、何でも税金で行政サービスをする時代ではありませ
ん。ボランティアも含め、市民の皆さんの活力を引き出していきた
いと考えていますので、そのための情報もどんどん公開していきま
す」の部分は、少し考える必要があると思います。
そもそも市民は行政サービスを受けるために税金を払っているの
です。行政サービスが不十分なのは、特別職を含めて職員の給与が
高すぎることが大きな原因だと思います。
確かに、職員給与の引き下げは難しい問題です。しかし、それを
見ないで「何でも税金で行政サービスする時代ではない」から「市
民の活力で」と言って、ボランティアを求めるのは短慮に過ぎると
思います。
まあ「情報をどんどん公開」するそうですから、職員給与につい
ても実態を公開してもらって議論しましょう。
メルマガ読者の皆様へ
鈴木 康友
皆さんこんにちは、浜松市長に就任いたしました、鈴木康友(す
ずき やすとも)です。
<生まれ育った浜松のために>
私は昭和32年、浜松市に生まれました。父は中学・高校の教師、
母は幼稚園の先生という教育者の両親のもとで、浜松の豊かな自然
の恵みを受けて育ちました。これからは市長として、生まれ育った
浜松のために、とにかくできることはなんでもやっていきたいと思
います。
<政治家は子どもの頃からの夢でした>
昭和40年代、日本とソ連の関係が希薄だった当時、日本漁船がソ
連に拿捕(だほ)される事件が起きました。そのころ私は小学生で
したが、拿捕された日本の漁民を奪還できない政府の弱腰な対応に、
子どもながら憤りを感じたことを覚えています。私が初めて政治を
意識した瞬間かもしれません。
大学の政治学科を卒業後、松下政経塾に飛び込んだこと、そして
塾長である松下幸之助さんに出会い、塾長の政治に対する強い志に
触れたことが、私と政治との距離を縮めたきっかけであると思いま
す。塾の一期生として過ごした日々、そこで得た仲間たちは、今で
も私の大きな財産です。
その後、衆議院議員として二期にわたり国政に携わりましたが、
国は組織が大きく、なかなかやるべきことが進められないというこ
とがありました。それに対し、市政の仕事はすぐに結果に現れるの
で、とてもやりがいを感じています。
<浜松を元気で活力のあるまちに!>
浜松市は12市町村が合併し、政令指定都市への移行を果たして一
つの行政となりました。しかし、その中身をつくっていくのはこれ
からが勝負だと考えています。今後は、何でも税金で行政サービス
をする時代ではありません。ボランティアも含め、市民の皆さんの
活力を引き出していきたいと考えていますので、そのための情報も
どんどん公開していきます。
元気で活力のある新しいまちづくりに皆さんと一緒に取り組んで
まいりたいと思います。一つの浜松として、地域格差を解消しなが
ら、みんなが合併してよかったと思えるまちにしていきましょう。
(2007年05月04日号メルマガから)
解説と批評
1、格調が高いとは言えないと思います。内容も夢があるとは言え
ないと思います。
しかし、まあ今後を見守りましょう。はったりがないというだけ
かもしれませんから。
2、「今後は、何でも税金で行政サービスをする時代ではありませ
ん。ボランティアも含め、市民の皆さんの活力を引き出していきた
いと考えていますので、そのための情報もどんどん公開していきま
す」の部分は、少し考える必要があると思います。
そもそも市民は行政サービスを受けるために税金を払っているの
です。行政サービスが不十分なのは、特別職を含めて職員の給与が
高すぎることが大きな原因だと思います。
確かに、職員給与の引き下げは難しい問題です。しかし、それを
見ないで「何でも税金で行政サービスする時代ではない」から「市
民の活力で」と言って、ボランティアを求めるのは短慮に過ぎると
思います。
まあ「情報をどんどん公開」するそうですから、職員給与につい
ても実態を公開してもらって議論しましょう。