ブログ「教育の広場」(第2マキペディア)

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教育の広場、第279号、浜松市のメルマガでの「市長挨拶」

2007年05月20日 | 政治関係
教育の広場、第279号、浜松市のメルマガでの「市長挨拶」

 メルマガ読者の皆様へ

                鈴木 康友

 皆さんこんにちは、浜松市長に就任いたしました、鈴木康友(す
ずき やすとも)です。

<生まれ育った浜松のために>

 私は昭和32年、浜松市に生まれました。父は中学・高校の教師、
母は幼稚園の先生という教育者の両親のもとで、浜松の豊かな自然
の恵みを受けて育ちました。これからは市長として、生まれ育った
浜松のために、とにかくできることはなんでもやっていきたいと思
います。

<政治家は子どもの頃からの夢でした>

 昭和40年代、日本とソ連の関係が希薄だった当時、日本漁船がソ
連に拿捕(だほ)される事件が起きました。そのころ私は小学生で
したが、拿捕された日本の漁民を奪還できない政府の弱腰な対応に、
子どもながら憤りを感じたことを覚えています。私が初めて政治を
意識した瞬間かもしれません。

 大学の政治学科を卒業後、松下政経塾に飛び込んだこと、そして
塾長である松下幸之助さんに出会い、塾長の政治に対する強い志に
触れたことが、私と政治との距離を縮めたきっかけであると思いま
す。塾の一期生として過ごした日々、そこで得た仲間たちは、今で
も私の大きな財産です。

 その後、衆議院議員として二期にわたり国政に携わりましたが、
国は組織が大きく、なかなかやるべきことが進められないというこ
とがありました。それに対し、市政の仕事はすぐに結果に現れるの
で、とてもやりがいを感じています。

<浜松を元気で活力のあるまちに!>

 浜松市は12市町村が合併し、政令指定都市への移行を果たして一
つの行政となりました。しかし、その中身をつくっていくのはこれ
からが勝負だと考えています。今後は、何でも税金で行政サービス
をする時代ではありません。ボランティアも含め、市民の皆さんの
活力を引き出していきたいと考えていますので、そのための情報も
どんどん公開していきます。

 元気で活力のある新しいまちづくりに皆さんと一緒に取り組んで
まいりたいと思います。一つの浜松として、地域格差を解消しなが
ら、みんなが合併してよかったと思えるまちにしていきましょう。

   (2007年05月04日号メルマガから)

   解説と批評

1、格調が高いとは言えないと思います。内容も夢があるとは言え
ないと思います。

 しかし、まあ今後を見守りましょう。はったりがないというだけ
かもしれませんから。

2、「今後は、何でも税金で行政サービスをする時代ではありませ
ん。ボランティアも含め、市民の皆さんの活力を引き出していきた
いと考えていますので、そのための情報もどんどん公開していきま
す」の部分は、少し考える必要があると思います。

 そもそも市民は行政サービスを受けるために税金を払っているの
です。行政サービスが不十分なのは、特別職を含めて職員の給与が
高すぎることが大きな原因だと思います。

 確かに、職員給与の引き下げは難しい問題です。しかし、それを
見ないで「何でも税金で行政サービスする時代ではない」から「市
民の活力で」と言って、ボランティアを求めるのは短慮に過ぎると
思います。

 まあ「情報をどんどん公開」するそうですから、職員給与につい
ても実態を公開してもらって議論しましょう。

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