ドタ日記

ドタの毎日の様子をエッセイで書き綴ります

劇の練習

2006-03-18 17:41:47 | Weblog
演奏会まであと2週間。
劇の練習も大詰めになって来ました。
今日の練習には菅原道真公役のケンクン。和太鼓を叩くアキ君。
そしてお囃子をお願いして、忙しい中、練習に参加してくれたタマ様。
アケリンが手配してくれたはっぴをみんなが着たら、いやがうえにも気持ちはみんな盛り上がっていきますね。

タマ様は2年のコンサートにゲスト出演してもらったときは大学4年、卒業式を終えたばかり。
社会人として不安と期待と胸ふくらます、青年でした。
そう学生の顔でした。
2年経て、彼は社会人としてりっぱに自立されている自信のある青年の顔になっていました。
仕事がきつく、やめたくなったこともあったと思います。
でも2年経って仕事の面白さも出てきたそうです。
彼が仕事に打ちこめられるのは、音楽を通しての仲間、そして何より彼には
フルートという一番の友達がいたからだと思います。
休みの日に音楽仲間に会い、演奏して、彼は心の洗たく?が出来たのかもしれません。
社会人になるとこんなに顔つきが変わるのかとドタママは目を細めて母親のまなざしで彼をまぶしく見ていました。

小さな感激

2006-03-18 08:51:01 | Weblog
昨日は3ヶ月に1回、訪問している障害者施設へアケリンさん、ハットリサン
ムラタさんのメンバーで行って来ました、
4月2日の演奏会を控えて私もとても疲れています。
正直、朝は気が重かったのです。
アケリンが車で迎えに来てくれ、ハットリサンのお宅で、本日のセッションの確認。
2月に決めたはずなのに全く私は覚えていません。
ひとつひとつ、ムラタさんが書いてくださったレジメで確認していきました。
アケリンさんが持ってきたぱちぱちマン体操、を踊ってようやくエンジン全開です。
この踊り、おもしろいのです。
一番、ぱちぱちマンの登場だ。(繰り返し)
がんばれぱちぱちマン
2番 ぺらぺらマン3番とんがりマン
4番かクカクマン(続きあり)
それぞれ手を叩いたり、ロボットのようにかくかくしたりして踊るのです。
セッションは午後一時から
部屋に入るともう円形になって待っていてくれました。
私と同じぐらいの世代の女性が「○○さん、待っていたのよ」と私の苗字を
しっかり覚えてくれてびっくりです。と同時に感激しました。
私は彼女の名前をすっかり忘れていたんです。
Yさん「今日もたくさん歌いましょう。」
ドタママ「Yさん、赤いお洋服素敵よ、ウサギがついているのね、とってもかわいいですよ」
Yさん「○○さんのワンピース素敵、私もワンピース買おうかしら?」
洋服の話で盛り上がってしまいました。

もうここでの活動も5年ぐらい経ちました。
始めの頃は利用者の方々も私たちも慣れていなくて、戸惑うこともお互いにありましたが、今は利用者の方々も思い思いの方法で音楽を楽しんでいます。
トーンチャイムやサウンドブロックの楽器の扱い方も慣れてきました。
音楽を通して利用者の方々と心がひとつになったとき、その空間に小さな感動が生まれます。

私も間接的に音楽の力で利用者の方々から見えないパワーをいただいているのかもしれません。